2023年のランボルギーニ珍事3連発!「オンラインくじ”約1ドル”でウラカン購入→納車されるも事故」「160km/h以上の速度で18輪大型トラックの下敷きになったアヴェンタドールS」等

(続き)2023年に起きたランボルギーニ珍事3連発を見ていこう

引き続き、2023年に起きたランボルギーニの珍事3連発を見ていきましょう。

速度超過の上に18輪大型トラックの下敷き → スーパーカー特有の車高の低さで軽傷に

続いては、2023年7月22日の午後12時頃、アメリカ・ジョージア州パトロールの州間高速道路75号線にて発生した、ランボルギーニ・アヴェンタドールS(Lamborghini Aventador S LP740-4)の事故。

この車を運転していたスペンサー・ハイド氏(当時36歳)の話によると、高速道路にて161km/h以上の速度で走行し、気持ちもハイテンションになっていたとのことですが、いくつか驚きだったのは、まずこれだけの大事故で18輪大型トラックの下敷きになりながらも「軽傷」で済んだということ。

そしてもう一つの驚きが、このアヴェンタドールSはスペンサー・ハイド氏の所有物ではなくレンタカーだったということ。

アヴェンタドールだからこそ軽傷で済んだのかもしれない

自身の経済力では所有できないスーパーカーだからこそ、自分自身で運転できる喜びと興奮を抑えることができず、異常な速度超過の上に、大型トラックの後方に突っ込むという事故につながってしまったわけですが…

本来これだけの速度でトラックに突っ込んだ場合、死亡事故になっていても不思議では無かったのですが、全高1,136mmという低いボディスタイルのお陰で、最悪の当たりどころを回避することができたのだと思われます。

もしもこれが、SUVやミニバン、スタンダードなセダンだった場合は、ドライバーは即死だったかもしれませんね。


オーストラリアにてたまたま目撃された、ちょっと特殊なアヴェンタドールSV

そして最後は、オーストラリアにてたまたま目撃されたという”ちょっと特殊な”ランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador SV LP750-4)。

一見すると普通のアヴェンタドールSVに見えますが、実はこの車を運転していたのは、当時16歳の少年(高校生)で、どうやら教習車代わりとして運転の練習をしていたそうです。

ところで、なぜこの車両を見ただけで「16歳の少年が運転していた」と云われているのかというと、右側のリヤバンパー部分に”L”マークプレートが貼付されているから。

オーストラリアでは、運転「許可証」と「ライセンス」の2種類が存在する

これはオーストラリア独自の法律で義務付けられているように、ドライバーが学習者許可証を取得していることを示すため、Lプレートを貼付する必要があります(日本で言えば仮免的なアレ)。
※「許可証」は16歳から取得することが可能で、これを取得した後に1年間運転しないと次のステップである「ライセンス」を取得することができず、このライセンスは18歳以上にならないと取得できない

オーストラリア・ビクトリア州では、学習者が16歳以上である必要があり、常に正式な免許を取得する監督者と一緒に同乗していれば、今回のように少年がアヴェンタドールSVを運転することは何も問題ではないんですね(つまり一般車両であればコンパクトカーでもスーパーカーでも良い)。

もちろん、運転する際には血中アルコール濃度がゼロであることや、携帯電話などの機器を使用しないこと、物を牽引しないことが義務付けられています。

合法にて運転の練習をしていたにも関わらず、「車種がスーパーカーだから」という理由で誹謗中傷の嵐

しかしながら、こうした練習用の車がたまたまランボルギーニ・アヴェンタドールSVだったという理由で、SNS特有ともいえる一部内容が事実と異なったり、少年に対する妬み・嫉み、更には誹謗中傷が止まらず、4,000件を超えるコメントが投稿されています。

・16歳の少年がアヴェンタドールSVを運転するのは早い

・どうせ親の金が無いと何もできないバカ息子

・早く事故ればイイのに

・世の中には車に乗りたくてもお金が無くて乗れない人がたくさんいる

こうした嫉妬の嵐は、日本人特有のものではなく、海外でも当たり前のように起きていることがとても残念に思う所ですし、一生懸命練習している少年には、心の汚れた人間の言葉に耳を傾ける必要はなく、無事試験に受かってほしいですね。

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