こんなことがあった。ダイハツ新型ムーヴキャンバスが納車されて1年3か月が経過→不正問題の対象のため販売店スタッフが直接謝罪に→何と「顧客全員の自宅」に訪問して謝罪行脚

(続き)ダイハツ不正問題に関して、メーカー並びにダイハツ販売店からの謝罪の文面を見ていこう

引き続き、ダイハツの不正問題について。

ちなみにダイハツ販売店スタッフさんから頂いた謝罪文には、以下の内容が記載されていましたので共有させていただきます。

ダイハツ車にお乗りいただいている大切なお客様へ

平素はダイハツ車のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

この度は、皆様方の信頼を大きく裏切ることとなり、心よりお詫び申し上げます。

2023年12月20日(水)、ダイハツ工業は不正関連の調査を依頼した第三者委員会より報告書を受領し、国士交通省ならびに経済産業省へ今後の対応と併せて報告いたしました。

調査の結果、64車種・3エンジン※(生産・開発中および生産終了車種の合計)で不正行為があったことが判明し、現在国内外で生産中の全てのダイハツ開発車種の出荷を一旦停止させていただく旨を公表させていただきました。

自動車メーカーとして根幹を揺るがす事態であると、大変重く受け止めており、また、そのような行為が行われる環境を生み出してしまったことの経営責任は大きいと深く反省しております。

なお、第三者委員会の調査の過程で、不正の恐れのある車種について、当社として、安全性能・環境性能が法規基準を満たしているか、一つひとつ社内で技術検証・実車試験等を行い、外部の第三者認証機関にもご確認いただいており、すぐにご使用を中止いただく必要がないことを確認いたしております。

一方、検証を行なう中で、キャストの側面衝突試験における「乗員救出性に関する安全性能(ドアロック解除)」が法規に適合していない可能性が判明いたしました。

現時点で、本件に関係する事故情報は把握しておりませんが、徹底した技術検証と原因究明を行なっており、速やかに必要な対応を実施してまいります。

今後、第三者委員会の提言も踏まえ、再発防止を徹底し認証業務の見直しに留まらず、コンプライアンス意識を第一とした企業風士への抜本的な改革に取り組んでまいります。

お客様をはじめとするステークホルダーの皆様の信頼を取り戻し、今一度、日本の国土・道にあった「国民の足」を提供できるメーカーとなるべく、トヨタから全面的な支援を受けながら、会社再生に向け、全社を挙げて取り組んでまいります。

本件に関しまして、お客様には大変なご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、何卒、二理解・ご対応賜りますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

※:別紙に今国不正が判明した車種一覧を記載しております。


今回の不正問題には、ダイハツだけでなく親会社のトヨタにも問題があったのでは?との見方も

上記にもありますが、「すぐにご使用を中止いただく必要がないことを確認いたしております」といった内容に関して、メーカーの具体的な根拠が明らかになっていないのは気になるところ。

あとは、「トヨタから全面的な支援を受けながら…」という記載がありますが、今回の企業風土や上のから圧力は、実質的に親会社であるトヨタにも責任があるのではないか?という見方もあり、トヨタからのサポートがかえって負担にならないか?がとても心配に思う所です。

1ページ目:まさか販売店のスタッフさんが抱えるお客さん一人ひとりに直接謝罪に伺うとは…

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