【総額540万円以上!】フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴキャンバスと三菱の新型デリカミニを並べて比較①。まずはエクステリアの違いから見ていこう

意外と誰もやっていなかった愛嬌のあるもの同士の比較インプレッション

2022年9月に私の父母用に納車された、ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴキャンバス・セオリーG(Daihatsu New Move Canbus Theory G)[2WD]。

そして、2023年6月に私に納車された三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

ムーヴキャンバスは納車されて1年が経過し、デリカミニは納車されて3か月が経過しましたが、今回ようやく、これら2台を並べての比較インプレッションが実現(なぜかこんなにも時間がかかってしまった…)。

後席スライドドアを採用する軽自動車の比較インプレッションは多く公開されていますが、よくよく考えてみると、ムーヴキャンバスとデリカミニの比較インプレは(方向性が違い過ぎるからなのか?)見たことが無かったので、ある意味初めての試みかも。

まず比較インプレ第一弾として、エクステリアを中心にそれぞれどのような方向性を持っているのか、比較していきながらチェックしていきましょう。


両車合わせての総額は500万円超え!軽自動車も本当に高くなったな…

エクステリアを中心とした比較を行っていく前に、おさらいも兼ねてそれぞれの乗り出し価格がいくらぐらいだったのかを見ていきましょう。

まず左側の三菱デリカミニT Premium[2WD]ですが、関連記事にもある通り、車両本体価格+メーカーオプション+ディーラーオプション+諸費用含めての総額は約278万円(税込み)となります。

ちなみにデリカミニの方は、排気量660cc 直列3気筒ターボエンジンを搭載するターボ系になります。

一方で右側のダイハツ・ムーヴキャンバス・セオリーG[2WD]ですが、関連記事にもある通り、総額は約264万円(税込み)となります。

ムーヴキャンバスの方は、排気量660cc 直列3気筒自然吸気エンジンを搭載する自然吸気系になるため、デリカミニよりも少し安価ではありますが、それでも結構な金額になりますね。

まさか2台の合計金額が新型アルファード超えになるとは…

とはいえ、両車を足し合わせると総額は約542万円(税込み)となるため、何とトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ[2WD]が一台購入できる金額なので、軽自動車といえどもかなり高くなっていることは事実。

安全装備はもちろんのこと、ヘタな普通車では搭載されていないアダプティブハイビームシステム[AHS]やメモリー式のオートブレーキホールド機能が両車に搭載されているため、ある意味ヒエラルキーが逆転するモデルでもあります。

両車ともにLEDデイライトの設定無しで、ウィンカーはムーヴキャンバスがLED

ちなみにこの両車、上述にもある通り、アダプティブハイビームシステム[AHS]が搭載されながら、それぞれLEDデイタイムランニングライトの設定はなく、リングデザインのLEDはポジションランプ(もしくはクリアランスランプ)になるので、日中は強制的に点灯しない仕組みになっています。

またフロントウィンカーに関しても、右側のムーヴキャンバスはLED点滅ですが、左側のデリカミニは非LEDのバルブ点滅なので、この点でちょっとした装備差が生じていますね。

両車共に愛嬌のある顔つきだが…?

改めて両車のフロントマスクを見ていきましょう。

何れも女性から好まれそう愛嬌のある顔つきで、どちらも各メーカーの主力モデルになっています。

ただ愛嬌のある顔つきといっても、ムーヴキャンバスは街中に馴染むようなオシャレな”ユルカワ”デザインで、デリカミニはアウトドア志向に馴染むような”ゴツカワ”デザインというイメージ。

それぞれキャッチーな印象を持ちながらも、顔つきや細部のデザインの方向性の違いは明確ではありますが、どちらも扱いやすい軽ワゴンであることは確実。

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