こんなことがあった。ダイハツ新型ムーヴキャンバスが納車されて1年3か月が経過→不正問題の対象のため販売店スタッフが直接謝罪に→何と「顧客全員の自宅」に訪問して謝罪行脚

メーカーが販売店に何でもかんでも尻ぬぐいさせるのは問題だと思うが…

2023年12月20日、ダイハツが大規模な不正問題を明らかにし、元々対象だったロッキーHV(Daihatsu Rocky)とOEMモデルのトヨタ・ライズHV(Toyota RAIZE)の2車種から、何とダイハツが製造しているモデル全車種が不正の対象となり、生産・出荷・登録・販売停止となりました。

この問題を受け、納車待ちだった車種が全て登録・納車中止となったため、ダイハツメーカーだけでなく、ダイハツディーラーや納車待ちだったユーザーも大きな混乱となっています。

販売店側としては、メーカーの不正行為に対して尻拭いするため、納車待ちだったユーザーや、既にダイハツ車を所有しているオーナーに対して、謝罪の手紙を郵送しているとのことですが、一方で私がお世話になっているダイハツディーラーでは、何と販売店スタッフ全員が抱えている顧客に対して、一軒一軒自宅に訪問、もしくは電話にて謝罪行脚していることが明らかとなりました。


私の実家にも販売店スタッフが直接謝罪に来られたようだ

私もダイハツディーラーにて、新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)Theory G[2WD]を購入・納車されていて、既に納車されて1年3か月が経過していますが、基本的には実家に住む父母の普段の移動用として購入した車だったので、購入後のアフターフォローや、点検・イベントなどの報告については、販売店から父の方に連絡していただくようにお願いしていました。

そして今回の不正問題で大事となり、(父からの事後報告になるのですが…)どうやら私の父の話によると「販売店スタッフの方から、担当している顧客一人ひとりに直接自宅に訪問 → 謝罪している」ことが判明し、私の父にも販売店スタッフさんから電話があったそうです。

販売店スタッフさんの想いを受け入れた父

さすがに父も「わざわざご足労かけるわけにはいかない。こうして電話で知らせてもらっただけでも十分誠意は伝わっています。車は特に問題は無いですし、よく走ってくれてます。また何か問題や気になることがあったら、こちらからまた連絡するので気にしないでください」と断ったそうですが、販売店側の方針?それともメーカー側の方針?なのかは不明ですが、「可能な限り面と向かって謝罪がしたい」とのことから、その熱い気持ちに負けて父は直接の謝罪を受け入れたそうです。

ただ、こうした直接的な謝罪行脚をしていくにしても、一人ひとりのスタッフが抱える顧客の数は数百人~千人レベルの規模になることも考えられますから、全て終わるのにどれだけの時間と労力を使うのだろうか…と考えると、何だかとても申し訳ない気持ちに思ってしまったり。

直接の謝罪に加え、郵送ではなく謝罪の文面も直接手渡し

なお、今回の直接的な謝罪に加え、顧客に配布する謝罪の文面も直接手渡されたそうですが、まさかこういった書類を郵送ではなく、担当スタッフさんが一人ひとり丁寧に直接手渡ししていたとは…

販売店によって方針は異なるとは思いますし、全ての販売店が一人ひとりに対して謝罪行脚しているとは限りませんが、こういった誠実な対応を受けると、販売店に対して何だか申し訳ない気持ちになりながらも「こうした販売店スタッフの誠意ある行動が報われてほしい」と思う所ですし、メーカーは責任を持って(時間はかかると思いますが)信頼回復に向けてほしいところ。

2ページ目:ダイハツ販売店からの謝罪の文面の中身は?