2023年のヤバイ珍事4連発!トヨタGR86をサーキットで走らせてエンジンブロー→保証対象外なのに保証で直せることに…観光客がランボルギーニ・アヴェンタドールSVをレンタル→峠を攻めて事故等

おそらく2024年も車に関する様々な珍事が起きそう

2023年も車関係の珍事・ハプニング・トラブルなどが多数発生しましたが、その中でも特に大きな話題となった珍事4つをご紹介。

項目としては以下の通りですが、2022年に続き、2023年もトヨタ新型GR86/スバルBRZのエンジンブローで騒がれました。

➀:トヨタGR86をサーキットにて走らせてエンジンブローするトラブル

②:観光客がランボルギーニ・アヴェンタドールSVのレンタカーで峠を攻める → 事故するもその後の行動が話題に

③:納車されて僅か数日の日産フェアレディZ(RZ34)が事故

④:ルイス・ハミルトンが7年所有していたパガーニ・ゾンダ760LHがまさかのクラッシュ

早速、これらの項目についてチェックしていきましょう。


SNSの力恐るべし…サーキット走行でトヨタGR86がエンジンブローするも?

まず一つ目が、2023年中頃に発生したトヨタ新型GR86でのエンジンブローについて。

これはYouTuberのLUNK氏が、自前で準備したGR86にてサーキット走行を行ったところ、エンジンブローが発生してしまい走行不可になったというもの。

LUNK氏は、GR86でサーキット走行を行った場合、仮に故障等しても保証対象外であることを知っておきながらトヨタディーラーに修理保証の件で相談することに。

案の定、トヨタディーラー側は「サーキット走行は保証対象外だから保証修理はできない」と拒否し、もしも修理するのであれば13,000ドル(日本円に換算して約188万円)の修理費用を請求。

この流れがLUNK氏のYouTube動画やSNSで拡散されてしまい、あれだけ保証修理を拒否していたトヨタディーラーの回答が一転して「保証修理する」と回答したんですね。

サーキット内での準備走行は保証修理の範囲内に?これまたややこしいことになりそう…

それではなぜ、今回保証修理にて対応することになったのか?というと、北米トヨタ側が今回の内容をSNSなどにて確認し、急きょ方針を変更したため。

具体的な変更ポイントとしては、今回エンジンブローが発生したのは、「サーキットでの本格的な走行が始まる前のテスト走行」の段階だそうで、例えばシフトミス(オーバーレブ等)などのあからさまなドライバー側の使い方の問題で無い限りは、例外としてサーキット走行時でも保証修理に対応すると回答したんですね。

ユーザーの声に耳を傾けるのは大事だが、ユーザーの声で方向性を見失っているような…

今回、北米トヨタがこのような対応に踏み切った背景には、これまでのやり取りの流れがYouTubeやSNSにて拡散されたことに加え、様々なユーザーからの意見を受け止めた結果とのことですが、例えテスト段階での走行であっても「サーキットにて走行」していたことは事実であり、しかしこの規則を覆してしまったのもまた事実。

そうなると、ある意味「ユーザー側の言ったもん勝ち」になってしまうわけですが、今後似たような事例が出て、ディーラーとトラブル → SNSやYouTubeで拡散されたときにメーカー側がどのような対処をとるのかは気になる所だと思います(周りの意見ばかりに惑わされて、自社で掲げた規則・方向性を見失うことだけは避けてほしい)。

これはさすがに非常識だな…外国人観光客がランボルギーニのレンタカーでやりたい放題

続いては、2023年10月に発生したレンタカーの事故とトラブル。

これはスイスのフルエラ峠にて発生したトラブルなのですが、アメリカ人観光客の集団が、スイスのとあるレンタカー会社からランボルギーニ・アヴェンタドールSV(Lamborghini Aventador SV)含む、計6台のスーパーカーをレンタルすることに。

フルエラ峠は、海外の観光客がドライブしながら絶景を楽しむ観光スポットにもなっていて、近くには多数のレンタカー屋さんがあるのですが、アメリカ人観光客はスーパーカーを取扱うレンタカー会社に事前に予約・手配していました。

ランボルギーニで無茶な運転 → コースアウトして事故 → ランボルギーニを放置

レンタカーを手配するまでは良かったのですが、ここから観光客が非常識な公道に。

何とアヴェンタドールSVを運転していた46歳の男性ドライバーが、140km/hを超える速度で峠を攻め、その結果コーナーで曲がり切れずにコースアウト → 川のあるところへと落下してしまったとのこと。

幸い、ドライバーにケガは無かったそうですが、その後事故したアヴェンタドールSVを放置し、別のランボルギーニのレンタカーに乗って現場を離れてしまったとのこと。

最終的には、事故の瞬間を目撃した男性が通報したことで、車を放置した46歳のドライバーはすぐに捕まったそうですが、もし目撃情報もなく、警察に捕まっていなかったらどうなっていたのか?最悪の場合、そのまま逃走していたかもしれませんね。

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