ホンダ新型ZR-Vの気になる&不満点は?ナビのOTAアップデート後「一般道優先」で行先設定しても高速へと誘導することが多い。後輪の突き上げが少し気になる等

新型ZR-Vは細かいところを見ていくと、まだまだ改良できるポイントが多そうだ

2023年5月に私に納車されて7か月以上が経過した、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]。

前回のブログでは、私が過去に所有していたヴェゼル(Honda Vezel)用の16インチスタッドレスタイヤが流用できないことや、窓ガラスを少し開けた状態でドアを開け閉めしたり、走らせたりすると振動やノイズが聞こえるといった、不満ポイントをいくつかご紹介しました。

今回は、本モデルが納車されてからのOTAアップデートによるナビの変化と不満、乗り心地などの気になる点や不満点などをまとめていきたいと思います。


ZR-VのHonda CONNECT 9インチディスプレイオーディオがOTAアップデートされたが…?

まずは、新型ZR-V/フィット4(Honda New FIT4)のHonda CONNECT 9インチディスプレイオーディオにて配信されたOTAアップデートのその後について。

新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)に続き、以下の内容でソフトウェア更新が実施され、ナビゲーションの使い勝手が向上しました。

【(2023年)新型ZR-V/フィット4の修正内容一覧】

◇ナビアプリで地図で表示されない事象(道路地図が表示されずに白いもしくは黒い背景が表示される)

◇ナビアプリの目的地を実施時に画面がフリーズしてしまい、動かなくなる事象

◇ナビアプリを使用中に再起動してしまう事象

◇その他、軽微なバグ修正

ソフトウェア更新後は、ナビゲーション画面を起動する際の”NAVIGATION”ロゴから遷移する際の時間が短縮されたように感じられ、更時たま見られたフリーズなども解消されたように感じられます。

ただその一方で気になるのは、目的地設定する時のナビルートオプションがポンコツだということ。

ナビルートオプションで「一般道優先」を選択しても、なぜか高速道路へと誘導

例えば目的地設定する際に、推奨ルートや有料道路優先、一般道路優先、時間優先といったオプションを選択することが可能なのですが、「一般道路優先」を選択してナビ設定したにも関わらず、なぜか高速道路へと誘導するようなルートになっているのは残念に思う所。

走行中、明らかに一般道路優先のルートとは異なるルートで走行していたことにも気づきましたし、もしかしたら渋滞など考慮して自動的に高速道路へと誘導していたのかもしれないですが、それでも「一般道路優先」を選択しているのですから、一般道優先での他ルートを自動で設定してほしいところ。

まだ土地勘のあるところだと、明らかに異なったルート案内をしていることはわかりますが、長距離移動や旅行などで土地勘のないところを走るとなると、そういった違和感に気付かないことも多いので注意が必要です。

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