フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴが2024年内に「発売できない」恐れ!将来的に発売できたとしても、価格帯等も大幅に見直されるかも?

当初は2023年7月、その後は同年10月に遅れるとの話だったが、今となっては発売未定に

当初は2023年7月に発売予定だった、ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴ(Daihatsu New Move)。

その後、ダイハツ・ロッキーHV(Rocky)/トヨタ・ライズHV(Toyota RAIZE)の不正認証問題で発売時期を延期せざるを得ない状況となり、どんなに早くとも2023年10月以降ではないか?と予想されていました。

しかしながら、ロッキーHV/ライズHVの不正問題に関するダイハツからの回答が長引いてしまい、結果的に2車種だけに留まらず、ダイハツ全車種並びにOEMモデルも含めて、全てが不正の対象 → 販売・登録・生産・出荷停止になってしまったため、次期ムーヴの発売時期については迷宮入りとなってしまいました。


現在ダイハツが抱えている全ての認証試験が完了しない限り、次期ムーヴの発売は不可能?

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前回のブログにて、私が所有する新型ムーヴキャンバス(New Move Canbus)のディーラーオプションカスタムの相談並びに見積もり取得の関係で販売店に訪問した際、少しだけ新型ムーヴの話になったのですが、2024年1月時点でメーカーからは何の通達もなく、そもそも2024年内の発売も怪しいというのが現状なのだそう。

ダイハツは、国の「型式指定」申請で不正があった車種において、基準を満たすかどうか確認する試験を滋賀県竜王町の工場にて報道陣に公開。

国土交通省の担当者は試験結果について、「判明したものから順次、月内の公表を目指す」とコメントしていて、可能な限りユーザーからの信頼を回復できるよう、そして再び不正を犯すような認証試験を実施していないことを証明するため、リアルタイムでの公開試験を決意。

その結果として、2024年1月16日に公開された「特に悪質な不正が確認されたモデル」として、ダイハツ・グランマックスや、OEMモデルとなるトヨタ・タウンエース、こちらも同じOEMモデルとなるマツダ・ボンゴの3車種について、量産に必要な認証「型式指定」を取り消す方針を固めました。
※型式指定取消しにより、再取得するまで事実上、生産できなくなる

新型ムーヴを発売するためには、既存ラインナップモデルの認証試験がクリアしない限り前には進めない?

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こうした厳しい問題が続くなか、ダイハツとしては新車・新型車を発表・発売しているところではなく、まずは既存ラインナップモデルにおいて、国の「型式指定」申請で不正があったとされる全車種については、基準をしっかりと満たした上で販売することになるため、新型以前に生産・販売終了している先代ムーヴの調査や見直しが優先されることになりそう。

そうなると、試験結果次第では新型ムーヴの設計・開発自体も見直しが必要となり、再び開発期間を延長せざるを得ないということも考えられますし、開発コストも更にかかることが予想されることから、既に明らかになっている暫定的な車両本体価格よりも更に高額になることも考えられるかもしれませんね。

2ページ目:そもそも新型ムーヴのグレード別暫定価格帯はいくらぐらいだったの?