【悲報】マツダのフラッグシップセダンMAZDA6が2024年春で国内向け生産終了へ。一方でNDロードスターのソフトトップには2.0Lエンジン、MAZDA3には2.5Lターボが設定される?!

2023年1月にはイギリス市場向けのMAZDA6が販売終了したばかり

マツダのフラッグシップセダン&ステーションワゴンモデルをラインナップするMAZDA6ですが、2024年春をもって日本での生産を終了することが明らかとなりました。

これは2024年1月17日の中国新聞デジタルが報じたもので、防府工場(山口防府市)での生産も終えるとのこと。

その後は、イギリス市場やアメリカ市場の一部を除く海外市場向けとして海外で生産・販売されるとのことで、前身のアテンザ以来、20年余りマツダの主力セダンであり続けたものの、SUVに人気が集中したことから、セダンやステーションワゴンの販売が低迷したことが大きな要因といわれています。


MAZDA6の2023年3月期の世界販売は約3.4万台と、主要SUVの販売台数に比べると約10分の1

今回、日本市場向けの生産が終了するMAZDA6の販売実績を見ていくと、2023年3月期の世界販売は約34,000台とのことで、約345,000台販売したCX-5や、約174,000台を販売したCX-30といったSUVモデルに比べると5倍~10倍ほどの差に広がっています。

パワートレインとしては、排気量2.2L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載するXDや、排気量2.0L 直列4気筒エンジンを搭載する20Sと、排気量2.5L 直列4気筒エンジンを搭載する25Sの3種類をラインナップしてきましたが、日本国内では幅広いラインナップであってもSUVに比べるとそこまで大きく注目されなかった模様。

しかしながら、先述にもある通りSUV市場の拡大の一方で、セダンやステーションワゴンの販売需要低迷は、日本市場だけでなくアメリカや欧州の一部にも影響しており、これらの市場では2021年以降に相次いで販売終了。

そして中国でも2023年に、一汽乗用車に委託していた生産を終了し販売も終えています(但し、一部の東南アジアなどでは販売を継続する模様)。

次期MAZDA6の販売も噂されていたが…?今は新世代CXシリーズに注力?

一時期は、フルモデルチェンジ版・新型MAZDA6の登場も秒読みか?とも噂されていましたが、残念ながらその計画は今のところ無いそうで、今後の計画としては、まずは新世代CXシリーズの販売が最優先になるものと予想されます。

なお2024年1月30日には、アメリカ市場向けとして販売される新型CX-70が発表され、その後は日本市場でも販売されるCX-80も発表される計画となっているようです。

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