マツダ新型CX-60に3万台超えの大量リコール!SNSで話題になった「ハンドルがカクカクする問題」が解消する?テスラ・モデルS/モデルXではドア開閉の不具合

SNSにて何かと話題になっていた「ステアリングのカクカク問題」がようやく解決か

マツダ新型CX-60の1車種・計30,150台に大量リコール。

不具合内容としては、電動パワーステアリングギヤボックスにおいて、ギヤ同士の噛み合わせ荷重設定が不適切なため、噛み合い部に塗布したグリースが押し出され、摺動抵抗が増加するとのこと。

そのため、ステアリングを操作するときの操作力が増大するおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

ちなみにこの不具合、「ステアリングを操作するときの操作力が増大する」という点から、以前よりSNSにて何かと話題になっていた「ハンドルのカクカク問題」と直接起因しているのでは?と推測しますが、今回の改善で解消されるのであればグッド。


対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に252件もの不具合が報告されているため、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[CX-60]
・3CA-KH3R3P/KH3R3P-100013~KH3R3P-112461/令和 4 年 7 月 5 日~令和 5 年 12 月 11 日/12,440台

・3DA-KH3P/KH3P-100015~KH3P-111324/令和 4 年 11 月 18 日~令和 5 年 12 月 13 日/11,290台

・5BA-KH5P/KH5P-100009~KH5P-105244/令和 4 年 12 月 14 日~令和 5 年 12 月 9 日/5,233台

・5LA-KH5S3P/KH5S3P-100004~KH5S3P-101191/令和 4 年 10 月 19 日~令和 5 年 12 月 1 日/1,187台

改善措置としては、全車両、ギヤを噛み合わせるためのスプリングを対策品に交換し、また押し出されたグリースをウォームホイールの噛み合い部に塗り直すリコール作業を実施するとのことです。

CX-60のリコールは、今回の届け出含めて5件目

なお参考までに、CX-60が発売をスタートしたのは2022年9月で、発売から約1年4か月ほどで国土交通省に対してリコールの届け出があったのは、今回の一件も含めて全5件。

1件目は、フロントスタビライザと電力変換装置(インバータ)の不具合によるもの。

2件目は、トランスミッション制御コンピュータと、電力変換装置(インバータ)、そしてコンビネーションメーター(フル液晶タイプ)の3種類の不具合。

3件目は、フロントサスペンションと、インターミディエイトシャフト、そしてフロント・アンチロックブレーキシステム(ABS)の3種類の不具合。

4件目は、MAZDA3も含めてのリコールになりますが、エンジン制御コンピューターの不具合が2件と、電気駆動制御コンピューター、ビューモニターユニットの不具合が2件の計5種類となります。

自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?

ちなみに、自身が所有している車がリコール等の不具合の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「マツダのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。

2ページ目:テスラ・モデルS/モデルXをドアロックしても開いてしまう恐れアリ?