発売前の新型WR-Vは既に最大納期1年!オデッセイが不調の代わりにステップワゴンが好調?ホンダが2024年1月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新

2024年1月1日の能登半島地震の影響により、納期は若干遅れ傾向に

ホンダが定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途ですが、今回は2024年2月「1回目」となる最新工場出荷目途一覧をチェックしていきたいと思います。

前回のブログでもお伝えした通り、2024年1月1日に発生した石川県・能登半島地震の影響により、主力ラインナップモデルの納期が徐々に遅れているとのこと(サプライヤの部品供給が滞っているため)。

この他にも、実際にホンダディーラーにて取材してみての具体的な納期についてもご紹介していきたいと思います。


新型WR-Vは受注好調で納期も延びている模様

まずは2024年3月22日に発売予定となっている、ホンダのBセグメントSUVモデルとなる新型WR-V。

本モデルの先行受注受付けは既に始まっていますが、前回のブログでもお伝えした通り、受注状況としてはかなり好調とのことで、2024年2月上旬時点でのZ+グレード/Zグレードの納期は約半年にまで延びているそうです。

そして最も売れ筋なのが、意外にもエントリーグレードXで、やはり210万円未満のスタートプライズに加え、Xグレードでも装備内容が充実していることが主な理由なのだそう。

その関係もあって、Xグレードのみ納期は「約1年」にまで延びているそうです。

一方で新型オデッセイは不調…納期も2か月ほど短縮されている模様

続いては、2023年12月に発売されてもうすぐ2か月が経過しようとしている一部改良版・新型オデッセイ(New Odyssey)ですが、こちらはまだまだ不調とのこと。

2024年2月上旬時点で、(オデッセイが正式に発売スタートしてから)私がお世話になっているホンダディーラー4店舗での受注状況としては、0台 → 3台に増えた程度。

しかしながら、各販売店での月販目標台数は1台~3台とのことで、この目標には到底及ばない状況であることから、かなり苦戦を強いられていることは確か。

2列目シートの座り心地や使い勝手としては、かなり商品力の高いモデルだと考えているものの、メーターデザインや予防安全装備Honda SENSINGが、ミドルサイズミニバンとなる新型ステップワゴン(New STEPWGN)よりも劣っていること、更には中国生産による製品品質の懸念、価格帯の割に進化が乏しいなど、ネガティブ面が大きいことが影響しているのだと考えられます。

オデッセイ発売後、ステップワゴンの受注が少しずつ増えている模様

実際のところ、オデッセイのフルモデルチェンジや大幅改良を期待したユーザーが、今回のオデッセイの購入を見送り、一方でトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)は長納期ですぐに買えない関係で、結果的に新型ステップワゴンを購入したという例も少なくないそうで、今後もしかすると更にステップワゴンの需要が伸びてくるかもしれませんね。

ちなみに私も、約1年半(18か月)ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムラインを所有しましたが、ミドルサイズミニバン御三家の中では最も2列目の快適性とラゲッジスペースの実用性、3列目シート格納性、そして走行性能においては最も優れていたと考えているため、個人的にもおススメしたい一台です。

2ページ目:2024年2月「1回目」となるホンダの工場出荷目途はどのように変化した?