ホンダ新型WR-Vの実車を見てのお客さんの反応が思った以上に辛口だった!「ジャッキ別売りと分かった途端に批判」「価格やサイズを知った途端に”こんなの売れない”」
エントリーSUVという立ち位置でありながら、まさかここまで辛口のコメントが多いとは…
2024年3月22日に発売予定となっている、ホンダのBセグメント&エントリーSUVモデルの新型WR-V。
インド工場での生産となるため、実質的には新型アコード(New ACCORD)や一部改良版・新型オデッセイ(New Odyssey)と同じ輸入モデルになり、更にインド市場ではエレベイト(Elevate)という名称にて販売されています。
そんなWR-Vの実車を拝見し、気になるポイントを中心にインプレッションしていきましたが、もう一つ気になったのが実車を拝見した際の周りのお客さんの反応。
この日は瞬間的にも50人を超える多くのお客さんが実車を見に来ていましたが(その後の入れ替わりでも数は全く途絶えなかった)、お客さんの感想が想像以上に辛口だったのが印象的でした。
具体的にどういった意見・感想だったのかチェックしていきましょう。
WR-Vのエクステリアについて
まずはWR-Vのエクステリアについて、周りのお客さんの反応をチェックしていきましょう。
反応としては総じて良さそうな印象ですが、なかには「エントリーSUV=ライズ/ロッキーのようなAセグメントSUV」と想像していた方も多かったようです。
◆WR-Vの顔つき、ヴェゼルっぽい感じで好きかも
◆最近のホンダの可愛らしい顔つきとは違って、”シュッ”としててカッコいい
◆ライズ/ロッキーのライバルって聞いてたから、もっと小さいSUVかと思った
◆ヴェゼルよりも大きく見える。これ本当に売れるの?
◆これインドで作ってるの?品質とか大丈夫?
◆何だか安っぽいなぁ
エクステリアの反応は以上の通りとなりますが、ちょっとユニークだったのは、エクステリアやその後のポイントについても、若年層の意見・感想は好意的なのに対し、中高年層の意見・感想は批判に近い内容だったということ。
ボディサイズや品質に対するネガティブな意見が多め
特にボディサイズについては、昔のホンダやトヨタ、日産の車と比較するような発言が多かったようにも感じられますが、一方でWR-VがホンダのエントリーSUVということもあり、価格帯も抑え傾向にあるからなのか中高年層からの注目度もかなり高かったのは印象的でした。
そしてもう一つが、WR-Vの品質について。
これは単純に「製造元がインド産」だからという理由で、ホンダディーラーのスタッフさんが「インドで生産される輸入モデルになるんです」と説明した途端、これまで国産モデルを乗り継いできた一部のお客さんからすると、ちょっと不安視している様子。
「この車って本当に大丈夫なんですか?壊れたりしませんか?」「最近はトヨタやダイハツの不正もありましたし、事故したときにこの車は大丈夫なんですか?」など、かなりネガティブな質問が多かったようにも感じられました。
パワートレインや駆動方式について
続いては、パワートレインや駆動方式について。
こちらも中々に騒がしいやり取りをしていたのが印象的でしたが、そもそもどうしてWR-Vがガソリンモデルのみで、前輪駆動[2WD]しかラインナップしていないのか?という背景を知らない方が多かったという印象です。
WR-Vの立ち位置としては、2024年春頃にマイナーチェンジする新型ヴェゼル(New Vezel)のガソリン×前輪駆動[2WD]といったエントリーグレード版を担うもので、一方でマイチェン版のヴェゼルではガソリンG[2WD]が廃止となり、ガソリンG[4WD]のみがラインナップされる予定です。
こうした背景をホンダディーラーのスタッフさんが説明した上で、WR-Vのパワートレインや駆動方式などを説明していたわけですが、やはり中高年層を中心にマイナス意見が多かった印象です。
◆なぜハイブリッドを設定しなかったのか?ユーザーはハイブリッドを求めている
◆環境規制が厳しいのにガソリンモデルなんか販売しちゃダメだろ
◆雪国のエリアで四駆の設定が無いのは問題外。こんなの売れない
◆そもそもインドで作った車はちゃんと走れるのか?
◆ガソリンモデルで前輪駆動[2WD]のみで価格帯を抑えたモデルだから、きっと売れると思う
総じて辛口コメントが多かったWR-Vのパワートレインと駆動方式ですが、お客さんにコンセプトや背景を説明しても中々理解してもらえず、批判的な意見ばかりを受けるスタッフさんが可哀そうに思えてきたり…