EVのバッテリー交換費用は想像以上に衝撃的だった!BMW i3やシボレー・ボルトEV、日産リーフなどのBEV/PHEVの交換費用に関する調査結果を見ていこう

EV/PHEVのバッテリー交換費用は、今後ピュアEVモデルなどを所有する上で参考にしたい情報だ

前回のブログにて、BMWのプラグインハイブリッド(PHEV)でお馴染みとなるi3のオーナーの掲示板投稿より、バッテリーの交換費用が新車販売価格(約599万円)よりも高額となる、71,208.27ドル(日本円換算で約1,070万円)請求されたとして大きな話題となりました。

おそらくは保証期間が過ぎたこと前提での交換費用だと思いますが、あまりにも衝撃的過ぎるバッテリー交換費用に対し、個人的に疑問に思ったのが、そもそも他車メーカーのEVバッテリーの交換費用ってどれぐらいなのか?ということ。

海外メディアRecurrentが、EVやPHEVなどの車種ごとによるバッテリー交換費用を調査した資料が掲載されていますので、早速その中身を見ていきましょう。


バッテリーサイズなどによって、バッテリーの交換費用だけでガソリン車1台購入できる金額に

今回、ピュアEV/PHEVなどのバッテリー交換にかかる費用を調査した海外メディアRecurrentの情報によると、バッテリーは「カレンダー劣化(Calendar Aging)」と呼ばれる現象により、人間の老化と同様で、仮に普段使いしていなくとも時間の経過に伴いバッテリーの寿命やパフォーマンスも低下していくと指摘。

そしてもう一つ注目したいのは、世界的にピュアEVやPHEVモデルが販売されるようになり、EVモデルを購入するユーザーも増えているため、それによって古いバッテリーを交換する需要が増えているということ(中古バッテリーは、別の業者が買い取って販売している模様)。

今回の調査では、実際に市場にて投入されている既存モデルの中古バッテリーと新品バッテリーの交換費用がが具体的に掲載されているわけですが、工賃を含まない金額とはいえ、バッテリーの金額によっては「ガソリンモデルの新車が1台購入できるレベル」だということ。

参考までに、Recurrentが掲載するEVバッテリーの交換費用の目安は、バッテリーパックやサイズ、メーカーに応じて5,000ドル~20,000ドル(日本円に換算して約75万円~約300万円)の範囲とのこと。

そして、バッテリーのメーカー保証期間内(通常は8年および100,000マイル) であれば、追加費用なしで交換用バッテリーを入手できるようです。

そもそもバッテリー交換の割合ってどれぐらい?

少し前置きが長くなり恐縮なのですが、個人的に気になるのが、バッテリーを交換をする割合ってどれぐらいなの?ということ。

そもそもバッテリーを交換をすること自体稀(まれ)なため、今回のような交換費用に関する最新のデータを見つけるのは難しい場合がありますが、Recurrentが15,000名を対象としたEVオーナーに調査したところ、バッテリー故障率は「1.5%(約225名)」

これが多い数値なのか、それとも少ない数値なのかは不明で、具体的にどれぐらいの期間を所有した上でのデータなのか、実際に故障したブランド/モデルはどういった経緯で故障したのか?など、もう少し細かく調査していく必要はあるかと思いますが、以前にシボレー・ボルト(Chevrolet Volt)やヒョンデ・コナEV(Hyundai Kona EV)が、火災の恐れがあるとして大規模なリコールを届け出したことも有名な話です。

2ページ目:実際に調査したというモデル毎の中古・新品バッテリーの交換費用はいくらぐらい?