三菱の新型デリカミニの不満や「ココを改善してほしい」「良かった」ポイントは?「区間走行距離や燃費情報、アプリとの連携」「狭い駐車場でも取回しは楽」

細かいところを見ていくと、やはりデリカミニの不満や不足している部分は多いと思う

2023年6月に納車されて、もうすぐ9か月が経過しようとしている三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

今回は、本モデルが納車されてから常々感じている不満や改良してほしいポイント、デリカミニもしくは軽自動車を選んで良かったポイントなどをチェックしていきたいと思います。

総じて満足度の高いデリカミニですが、普段使いや様々な情報を見ていくなかで、「競合車種にちょっと劣る」部分もあるため、今後のマイナーチェンジやフルモデルチェンジ、もしくは一部改良に向けて改良してほしいところでもあります。


エンジンOFF後の燃費以外の情報をもう少し増やしてほしい

まずは、エンジンOFF後に表示される燃費情報について。

上の画像にもある通り、エンジンONにしてからエンジンOFFにするまでの区間平均燃費が表示され、これまでの燃費グラフとの比較、更に区間走行距離に対してどれだけエコな走りをしていたのか5つ星で評価しているのですが、個人的にはもう少しシンプルな情報を増やしてほしい、というのが正直なところ。

具体的には、トヨタのように「走行時間」「走行距離」「区間平均燃費」「平均速度」といった情報が欲しいところで、上の画像の情報だけだと「どれぐらい走らせての平均燃費なのかが全くわからない」んですね。

なぜかデリカミニでは、MITSUBISHI CONNECTが適用されていない

ちなみにこのような不満点を挙げる理由としては、上の画像の通り、MITSUBISHI CONNECTに登録できないから。

2024年2月時点でMITSUBISHI CONNECTに登録できるモデルは、アウトランダー(Outlander)とeKクロスEV、そして新型トライトン(Triton)のみ。

三菱の公式ホームページをチェックしてみると、MITSUBISHI CONNECTにて「ドライブ履歴」があるそうで、スマートフォンアプリから過去7日間の走行距離を見ることで、自身の運転距離の履歴を確認できるとのことですから、そこに平均速度や走行時間、そして平均燃費が掲載されていれば完璧だと思いますし、メーター上にて具体的な燃費情報が掲載できないのであれば、アプリとの連携もできるようにしてほしいところです。

航続可能距離が「非表示(---km)」になるのではなく、0kmになるまで表示してほしい

続いては、デリカミニの航続可能距離の表示形式について。

これはデリカミニに限らず、三菱や日産に共通して言えることなのですが、ある一定の航続可能距離になると、「非表示(---km)」になってしまうんですね。

上の画像の場合だと、30km付近で非表示(---km)になっています。

これまで、トヨタやレクサス、ホンダ、ダイハツなどを乗ってきた身からすると、航続可能距離が残り0kmになるまで表示するのが普通だと思っていただけに、日産や三菱の車も乗るようになってから、30km付近で(もしくはそれ以上に多い距離でも)いきなり非表示になるとさすがに焦ってしまうんですね。

もちろん、給油警告ランプが点灯してから、もしくは早めの給油をすることがおススメなのは理解しているのですが、航続可能距離が0kmになるまでの情報も、給油するまでの重要な目安になっているので、できれば0mになるまで表示してほしいところです。

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