MTでも定期的に乗りたくなる魅力!ホンダ新型シビックタイプR(FL5)でドライブしたというだけの話。「初心者に優しいレブマッチ」「オプションでちょっとした不満」等

改めてシビックタイプR(FL5)を所有出来ていることに感謝

2024年2月に私に納車されて、もうすぐ1か月が経過しようとしているホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

季節柄、そこまで頻繁的に走らせることができず、走行距離もまだ700kmほどとそこまで伸びていませんが、春に入ってからはサクラを見に行くためにシビックタイプR(FL5)でワインディングを走ることも多くなるとは思います。

そして、改めてこの時代にノンハイブリッド&マニュアルトランスミッション(MT)のスポーツカーを所有できていることを嬉しく思いますし、MT操作が苦手だった私でも、シビックタイプR(FL5)に乗ったことで「MT車は楽しんだぞ!」ということを教えてもらうことができ、これからも大事に所有し続けたいところ。

今回は、本モデルを最後に乗ってから少し期間が空いてしまったため、久々に運転して感じたことを素直にまとめていきたいと思います。


やっぱりシビックタイプR(FL5)のシフトフィールは気持ちイイ

まずは、シビックタイプR(FL5)で運転していて気持ち良いと感じるのがシフトフィール。

先日、私がお世話になっているトヨタディーラーのご厚意により、6速MT仕様のGR86に試乗させていただいたのですが、1速⇔2速にシフトチェンジするときに”カタく入りづらい”と感じていたのですが、その違和感がシビックタイプR(FL5)には無かったのが良かったところ。

決してGR86を乏しめているわけではなく(MT初心者の私でも十分操作はしやすかったのは事実)、あくまでも低速ギアにフォーカスを当てての比較をしているだけであり、私個人の素直な感想に過ぎないのですが、乗らない(厳密には乗れない)期間が長引いても、普段の足のように操作できる使い勝手の良さは、シビックタイプR(FL5)の魅力の一つだと思うんですね。

無駄にシフトをガチャガチャしたくなる魔力がある

一般道においては、特に5速⇔6速に入れなくとも、3速⇔4速を行き来する程度で十分だと思うのですが、この3速⇔4速を行き来する頻度が多く、「無駄なシフト変更なのについついやりたくなってしまう」のが、MTモデルの面白いところ。

普段は燃費を気になる私ですが、無性にシフトダウン/シフトアップをやりたくなってしまうときもあり、そういったときは「燃費?なにそれ美味しいの?」と言わんばかりに操作してしまうものの、「車ってやっぱり楽しいなぁ」と再確認できる幸せな時間でもあります。

減速時はヒール・アンド・トゥの必要なし

あとは、本モデルの特徴の一つでもある回転数を合わせてくれるレブマッチシステムが1速まで拡大しているため、シフトダウン時にヒール・アンド・トゥをする必要性も無く、そのままクラッチを繋いでシフトダウンすれば、気持ちの良いブリッピングと共に減速してくれるため、あたかも運転が上手くなったかのように錯覚を起こしてくれるのも魅力の一つ。

そのため、シビックタイプR(FL5)が納車されてからは、シフトダウン時のガクツキを経験することが無いため、妻や子供などを乗せるときにはAT/CVTほどではないにしても、加速時や減速時のガタツキを最小限に抑えて走らせることができるので、ある意味ではファミリーカーとして利用できるのも良きところだと思います。

走りが楽しいだけでなく、何気に使い勝手も良い

続いては、シビックタイプR(FL5)の使い勝手について。

スポーツカー系になると、どうしても内装の質感やユーティリティ関係、そして使い勝手といった点で不満に思う所も出てくるのですが、シビックタイプR(FL5)の場合には、意外とそういった不満点が少なく、同じホンダのZR-Vでは運転席側にポケットが無いにも関わらず、シビックタイプR(FL5)ではポケットが設けられるという不思議な違いも。

ポケットが設けられることで、スマートキーやスマホなども仮置きできるので、個人的にはこういった小物置きができるモデルは高く評価しています。

2ページ目:新型シビックタイプR(FL5)のディーラーオプションでの満足・不満点は?