三菱の新型デリカミニが納車されて9か月が経過!燃費の悪さを除けば満足度の高い一台…だけどサイドミラーが展開するタイミングは何とかしてほしい

細かいところを見ていくとデリカミニの気になる所は多いが、総じて満足度は高い

2023年6月に私に納車されて9か月が経過した、三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

今回は、本モデルの納車後9か月経過インプレッションということで、不満に思っていること、ちょっと気になっていることを中心にまとめていきたいと思います。

既に洗練されたeKクロススペースのビッグマイナーチェンジ版ということで、総じて満足度の高いデリカミニですが、その中でも普段使いしていくなかで「ちょっと不便に感じるかも…」と思うことがあったり。

早速デリカミニのインプレッション内容を見ていきましょう。


約6,000km走らせての生涯燃費は約14.6km/Lと決して良い方ではない

まずはデリカミニの燃費について。

これまで、デリカミニの燃費性能について細かくインプレッションしてきましたが、6,000km近く走らせての生涯燃費としては14.56km/L。

給油回数は通算16回と、航続可能距離がほぼ0kmになったタイミングで満タン給油しているため、走行距離に対しての給油回数は最小限だと思いますが、満タン法による実燃費としては、上述の通り14.56km/Lとそこまで良いデータではありません。

っというのも、この車の用途としては近場乗りや街乗り、子供の習い事の送迎などがメインになり、片道100km以上となるような中~長距離移動としては使えていないため、どうしても燃費は伸びにくいんですね。

ただ、冬場に入ってからは片道50km以上の無料高速区間を利用した中距離移動が増えているため、区間平均燃費であれば17km/L付近を行き来する感じですから、多少なりとも平均燃費は向上しています。

ただ、それでも他に私が所有するホンダ新型N-BOXカスタム・ターボ(Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)や、ダイハツ新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)に比べると悪い方だと思います。

なお、上記に挙げた3車種の具体的な生涯燃費や比較は関連記事にもまとめていますので、参考にしていただけますと幸いです。

キーを解錠した後にサイドミラーが展開されないのは不満

続いては、デリカミニのサイドミラーの展開のタイミングについて。

これは日産と共通する部分であり、車種によってユーザーで設定できるものとそうでないものがあるので何ともいえないところなのですが、ドアを解錠(アンロック)するときにサイドミラーが開かない(展開されない)のが不満に感じるところ。

デリカミニの場合、ドアロックを解錠したのち、エンジンをかけて初めてサイドミラーが展開されるのですが、これがセルフ洗車のときに何かと不便に感じるところ。

っというのも、トヨタやレクサス、ホンダなどであれば、ロックを解錠すれば連動してサイドミラーが展開されるので、洗車する際にサイドミラーキャップとミラー部分も手洗いできるのですが、デリカミニの場合だと、わざわざエンジンをかけて展開させてから手洗いしないといけないため、洗車の流れとしてはスムーズではないんですね。

これはあくまでも、私個人が思う不満ポイントなので「そんなこといちいち気にしてたら車なんか乗れないよ」とツッコまれるのがオチではあるものの、できれば任意でキーアンロックと共にサイドミラーが展開してくれるような車両設定があれば、満足度は一気に上がるかもしれません(デリカミニはユーザーカスタマイズの幅が少なすぎる)。

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