燃費はやっぱり悪いな…三菱の新型デリカミニを約6,000km走らせての雑感。「マイルドハイブリッド=低燃費」のイメージがあるのか、販売店にも問合せが増えている?

2024-03-08

デリカミニを約6,000km走らせての燃費はどれぐらい?

2023年6月に私に納車されて8か月以上が経過した、三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

走行距離も6,000kmを突破し、春に向けて少しずつ走行距離が伸びてきましたが、今回は多くのブログ読者様より問合せをいただきました、デリカミニのこれまでの平均実燃費を見ていきたいと思います。

車の平均燃費については、走る場所によって大きく変化しますし、特に過走行気味の方だとストップ&ゴーが(割合的に)少ないことから低燃費傾向にありますが、月平均750km程度だとどれぐらいの燃費性能なのか?そもそもマイルドハイブリッドを搭載するデリカミニは燃費が良いのか?悪いのか?見ていきましょう。


ところで三菱のマイルドハイブリッドってどんな機能なの?

平均燃費をチェックする前に、ちょっと気になるのが「そもそも三菱のマイルドハイブリッドってどんな技術なのか?」ということ。

三菱のマイルドハイブリッドシステムは、従来のオルタネーター(発電機)に変えて、軽量且つコンパクトな電気モーター機能付発電機と、専用リチウムイオンバッテリーにてエンジンをアシストする低燃費技術。

エンジンの負担を減らすとともに、減速時のエネルギー回生やアイドリングストップとの併用で、大幅な燃費向上を実現しているとのことですが、ノンハイブリッドモデルの軽自動車に比べて「劇的に燃費が向上している?」と言われると、決してそうではないんですね。

デリカミニの過去16回の燃費記録を見ていこう

上の画像は、デリカミニに過去16回満タン給油しての実燃費。

基本的には、給油警告ランプが点灯、もしくは航続可能距離が0kmになったタイミングで満タン給油しているため、走行距離に対しての給油回数は最小限に抑えていますが、約6,000km走らせて給油回数16回はそこそこ多い方(あくまでも私のなかではの印象)。

一番最初の実燃費を除き、最も燃費が悪い数値が11.7km/Lに対し、最も優れた燃費が18.7km/L、そして生涯平均燃費が14.56km/Lとなります。

他モデルと共通だが、やはりエアコンや暖房を使用すると、燃費は一気に悪くなる

なお、燃費はその時期や走る場所によって大きく変化するため、あくまでも参考レベルでしかありませんが、最も燃費が悪かった11.7km/hの給油時期が2023年8月20日なので、エアコンを頻繁的に使用 → 信号待ちの停車時にほとんどアイドリングしなかったため(あとはストップ&ゴーの多い街中メインで走らせていたのも影響している)。

一方で最も優秀な燃費を記録した18.7km/Lは、2023年10月7日に給油しているため、丁度秋に入り過ごしやすいシーズンだったことや、ストップ&ゴーの少ない中距離移動が多く、低回転で高速巡航していたことが大きく影響しているかもしれません。

納車されたユーザーからも、燃費の件で販売店に問合せが来ているとか?

参考までに、デリカミニのカタログ燃費は以下の通りなので、中々カタログ値に近かったり、超えるような燃費は難しいかもしれませんが、やはり「マイルドハイブリッド=低燃費」というイメージが強すぎたのか、三菱ディーラーにもデリカミニを購入したユーザー(主に新規の顧客)から「デリカミニの燃費ってこんなもんなの?」「MHVの割には、他の軽に比べて燃費が悪いんだけど…」といった問合せもあるようです。

WLTCモード平均燃費:19.2km/L

WLTC市街地モード燃費:16.7km/L

WLTC郊外モード燃費:20.6km/L

WLTC高速道路モード燃費:19.6km/L

2ページ目:ノンハイブリッドターボのホンダN-BOX Customターボの平均燃費は?デリカミニと比較してみると?