テスラ新型サイバートラックに新たなクレーム!今度は雪の妨げによりヘッドライトが見づらくなる問題…三菱の新型トライトンの累計受注数が1,700台を突破し、目標月販の8倍以上に
大方予想はしていたが、やはり新型サイバートラックの構造上、雪がヘッドライトの妨げになってしまうんだな…
2023年12月に顧客向けに納車が開始したテスラの新世代ピックアップトラックモデルとなる新型サイバートラック(Tesla New Cybertruck)。
前回のブログでは、納車直後よりオーナーからのクレームとして、「錆びにくいステンレス鋼」ボディに錆びのようなものが発見されたとして大きな注目を集めましたが、今回は「サイバートラックの構造の問題により、雪がヘッドライトの妨げになっている」として新たなクレームが発生しています。
具体的にどういった問題となっているのか?早速チェックしていきましょう。
水平基調のパネルに雪が乗っかってしまうようだ
こちらが今回、豪雪エリアにて住むサイバートラックオーナーが、SNSサイトX(旧Twitter)にて投稿した画像となります。
上の画像にある通り、オーナーである@teslainventory氏によると「街灯のない通りに曲がるのに、なぜライトがなかったのか不思議だ…」と主張し、どうやらヘッドライトレンズの目の前にある水平基調のクリアランス(水平パネル)に雪が積もってしまい、結果的に一文字LEDヘッドライトをカバーするような形で視界の妨げになっていることが明らかに。
しかも、LEDヘッドライトは熱を持たないため、ヘッドライトレンズに雪が付着すると溶けるがないため、自身の手で雪を落とさないといけないというデメリットや危険性があります。
トヨタ新型ランドクルーザー70も、雪が付着して灯りの妨げになるようだ
もちろんこういった問題は、サイバートラックに限らず直近の新型車でもよくあることで、特に話題になっているのがトヨタ新型ランドクルーザー70(Toyota New Land Cruiser 70)。
上の画像の通り、丸形LEDヘッドライトレンズ周りに雪が溜まりやすくなるような溝が設けられているため、そこに雪が溜まってヘッドライトの効果を妨げてしまうという問題が挙げられています。
そのため、一部ランクルユーザーからは「輝度が低くても良いから、ハロゲンヘッドライトも選択できるようにしてほしかった」といった声も少なくないそうです。
LEDヘッドライトの弱点をカバーするため、ヘッドライト融雪ヒーターなるものも存在
こうしたLEDヘッドライト特有の問題を解決するため、日産の場合は、新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)にヘッドライト融雪ヒーターを装備。
この機能は、ヘッドライト表⾯にフィルムヒーターを貼付け、LEDヘッドランプの熱量不⾜を補うことで雪を溶かし、ランプの配光を確保することで、クリアランスランプ(⾞幅灯)ONかつ外気温5℃以下で動作し、5℃以上で⾃動的にOFFになる便利機能となります。
こうした機能が、サイバートラックにも搭載されていれば解決できそうな感はあるものの、今のところテスラからの正式な回答はなく、今後も冬の時期はこうしたクレームが増えてくるのではないかと予想されます。
【ヘッドライト融雪ヒーター】商品紹介