【悲報】一部改良版・新型エルグランドが全く売れていない件。一部販売店では先行受注受付け時点から「0台」…日産が2024年3月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新
新型セレナ(C28)よりも装備内容が充実していないエルグランド(E52)は、商品力としての魅力は低い
日産が定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途ですが、今回は2024年3月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧が更新されています。
日産といえば、2024年3月28日に一部改良版となる新型エルグランド(Nissan New Elgrand, E52)を発表しましたが、私がいつもお世話になっている日産ディーラーの情報によると、先行受注受付けを開始していた同年中旬頃から半月ほどが経過しているものの、受注台数は「0台」であることが発覚。
しかも、他の支店4店においても1台も売れていないとのことで、やはり2010年に発売されてから14年が経過して、前年モデルから内外装は全く変化せず、法規対応で大幅値上げしたことが、返ってエルグランドのイメージを悪くしてしまっているように感じられます。
2023年モデルの値上げ分も含めると、内外装は何も変わっていないのに30万円~50万円の値上げに…
工場出荷目途一覧をチェックする前に、2024年3月28日に発表されたばかりとなる一部改良版・新型エルグランド(New Elgrand)から見ていきましょう。
前回のブログでもお伝えした通り、本モデルの主な改良・変更内容としては以下の通りで、基本的には法規対応によるもの。
■インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)を全車標準装備
■ディスプレイ付自動防眩式ルームミラーを全車標準装備
バックガイドカメラが義務化されたこともあり、エルグランドの全グレードにもバックガイドカメラが強制的に標準装備される流れとなったわけですが、これらの機能もフラッグシップミニバンであれば最初から装備すれば良かったのでは?という意見もあれば、バックカメラの標準化に合わせて「25万円~36万円」の値上げはどう考えてもやりすぎ、といった意見も(おそらく材料費高騰なども影響している)。
しかも2023年モデルにおいても、材料費+物流費の高騰により10万円ほどの値上げが行われたため、そう考えると内外装デザインなどは何も変わっていないのに、僅か2年ほどで「30万円~50万円」ほどの値上げになったことを考えると、「確かにこの価格の上がり幅であれば、誰も買いたくないだろうな…」と思うのが正直なところ。
日産ディーラーとしては、一日でも早く次期エルグランド(E53)を販売したい?
このことから考えると、確かにエルグランドが先行受注受付け開始日から受注台数が「0台」というも何となく理解できてしまいますし、日産ディーラーとしても、メーカーが2024年3月25日に発表した次期エルグランド(E53)の市販化を切望しているでしょうし、ユーザー側もトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)が買えない今だからこそ、早期的な市販化を期待している人も多いと思います。
実際のところ、3月25日以降には既存顧客の方々から「新型エルグランド出るの?出るなら欲しいんだけど」といった問い合わせが多いとのことですし、ディーラー側も一刻も早く販売したい車だと思うんですよね。
私も次期エルグランド(E53)の市販化を期待していますし、他に所有するアルファードとの同時比較をすることで、どういったところが優れているのかも検証してみたいところです。