春を迎え気温も上がって燃費向上!三菱の新型デリカミニのエンジンアシスト機能が復活!中距離移動メインだからなのか平均燃費は「20km/L」以上
春を迎えてのデリカミニの燃費性能は極端に向上している
2023年6月に私に納車されて、もうすぐ10か月が経過しようとしている三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。
季節も桜の咲くシーズンとなり、外気温も10度以上どころか、いきなり20度以上になるほどの暖かさとなったわけですが、こうした外気温の変わり目で変化してくるのが燃費性能。
特にデリカミニのマイルドハイブリッドシステムは、外気温の変化、エアコン/暖房の使用有無によって燃費性能が極端に異なるため、今回はその点も留意しながらインプレッションしていきたいと思います。
外気温が20度付近になって、ようやくエンジンアシストが作動!
まずは、前回のブログでも紹介したデリカミニのマイルドハイブリッドシステムについて。
厳密には、冬場になると低速時のエンジンアシストに必要なモーターやマイルドハイブリッドバッテリーが作動しないというもので、その理由には以下が挙げられます。
◇急発進、急加速したとき
◇発進したあとにブレーキペダルを踏んだとき
◇発進したあとにアクセルペダルを緩めたとき
◇アンチロックブレーキシステム[ABS]や、アクティブスタビリティコントロール[ASC]が作動しているとき
◇バッテリーの充電量が十分でないとき
◇外気温度が低く、バッテリーの保護が必要なとき
via:Mitsubishi
特にこの中で一番気になるのが、最後の項目の「外気温度が低く、バッテリーの保護が必要なとき」で、これまで実際に検証してきたところ、少なくとも私のデリカミニでは0度~10度でもエンジンアシストは行われず、常にバッテリー残量はMAXの状態でした。
外気温が20度を超えたところで、ようやく作動することを確認
そして今回、ようやく外気温が20度を超えるような春の暖かさを迎えてからは、上の画像の通り、ハイブリッドバッテリーのフローが正常に作動するようになり、バッテリーも減っていることが確認できました。
ただし、これはあくまでも一部のデータであり、今回はたまたま(急激に)外気温が20度を超えたため、15度付近でも正常に作動しているかまでは確認できていませんから、今後普段乗りしていきながらまとめていきたいところ。
あと一部の情報では、マイルドハイブリッドのバッテリーを交換しているオーナーさんもいらっしゃるそうで、初期生産特有の不具合なのでは?とも推測したものの、今回のように外気温の違いによって作動する・しないことを明確にできたことは大きいですし、この後に紹介する燃費性能にも大きく影響しています。
やはりエアコン/暖房を使用しないときの燃費は優秀
続いては、ようやく外気温も20度付近にまで上り、エアコンや暖房を使用する機会が減ったわけですが、空調関係を使用しない場合の燃費は相変わらず優秀。
これまではエアコン・暖房を使用すると、どうしても信号待ちの時はアイドリングストップせずにひたすらアイドリング状態で燃費が悪化していましたし、1,500rpm付近を維持した中速巡航であっても、瞬間燃費のインジケーターが30km/Lを超えることがほとんどなく、常に10km/L~20km/Lを行き来することが多かったんですね。
おまけに冬場ともなると、先述の通り外気温が低すぎてマイルドハイブリッドバッテリーが保護モードで全く作動しないため、ノンハイブリッドターボとして走ることが多かったために、燃費はそこまで良くはありませんでした。
ただ春に入って、先程のように外気温が20度になってからは、マイルドハイブリッドもようやく作動するようになり、低速域でもモーターによるアシスト力が異なるように感じるため(あくまでも感覚によるものですが…)、気が付くと燃費性能も20km/L超えを連発しているため、このまま流れの良い道を走り続けていれば、デリカミニにて無給油500km以上も余裕かもしれません。