広島にて発生したフェラーリF8トリブートでの9歳児(女の子)死亡事故→約2年かけてドライバーの医師(37歳)が起訴→一般道で70km/hの速度超過だったことが発覚

2022年6月に起きた広島での死亡事故、約2年かかってようやく起訴

2022年6月、広島県福島市霞町にてフェラーリF8トリブートと思われる白いスポーツカーが軽自動車と衝突し、軽自動車に乗っていた当時9歳の女の子が死亡する事故が発生し大きな話題となりました。

事故の衝撃により、F8トリブートのフロント部分は大破し、公道から歩道にかけて突っ込むほどの反動だったわけですが、当時この車を運転していた医師の男(37歳)が、約2年ほどかけて過失運転致死傷の罪で起訴されたことがテレビ新広島の報道より明らかとなりました。


どうやら制限速度50kmのところを120km/hで走行していたことが発覚

なおテレビ新広島の報道より、当時F8トリブートを運転していた医師は、制限速度50km/hのところを120km/hで走行していたことが新たに判明し、つまりは70km/hの速度超過ということに。

ちなみに日本の一般道での70km/hの速度超過ともなると、以下の一覧の通り「スピード違反」としての分類では最も重い「6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金」に該当し(いわゆる赤キップ)、違反点数も12点になるため一発免停に。

[速度超過が1~14km/hの場合]
・一般道路:9,000円(違反点数1点)
・高速道路:9,000円(違反点数1点)

[速度超過が15~19km/hの場合]
・一般道路:12,000円(違反点数1点)
・高速道路:12,000円(違反点数1点)

[速度超過が20~24km/hの場合]
・一般道路:15,000円(違反点数2点)
・高速道路:15,000円(違反点数2点)

[速度超過が25~29km/hの場合]
・一般道路:18,000円(違反点数3点)
・高速道路:18,000円(違反点数3点)

[速度超過が30~34km/hの場合]
・一般道路:6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金(違反点数6点)
・高速道路:25,000円(違反点数3点)

[速度超過が35~39km/hの場合]
・一般道路:6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金(違反点数6点)
・高速道路:35,000円(違反点数3点)

[速度超過が40~49km/hの場合]
・一般道路:6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金(違反点数6点)
・高速道路:6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金(違反点数6点)

[速度超過が50km/h~の場合]
・一般道路:6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金(違反点数12点)
・高速道路:6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金(違反点数12点)

via:おとなの自動車保険

以上の通り、超過速度が一般道路で30km/h以上、高速道路で40km/h以上の場合、1回で違反点数が6点となり、30日間の免許停止処分が下されます。

50km/h以上なら一般道路・高速道路ともに違反点数12点であり、90日間の免許停止処分となりますから、今回の70km/hの速度超過は最も重い内容であることは一目瞭然。

だからこそ、こうした速度で軽自動車と衝突したらどうなるか…ということは、当時F8トリブートを運転していた医師であれば容易に想像はつくかと思いますし、スポーツカーであれ、一般的な乗用車や軽自動車であっても、同じような不幸な結果になっていたかもしれません。

なお、軽自動車を運転していて大けがをした女の子の祖父も、過失運転致死傷の疑いで書類送検されていましたが、不起訴処分となっています。

9歳の女の子が死亡 一般道を速度100キロ超で走行か… スポーツカーの医師(36)を危険運転致死傷の疑いで書類送検【動画ニュース】

2ページ目:過去に首都高・湾岸線にて、彦田被告も186km/hの速度超過で死亡事故を起こし、約2年かけて起訴