伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナのホンダ初代NSXが販売中!走行距離は約6.3万km…気になる販売価格は約1億円?サーキットでの事故死から30年か…

(続き)アイルトン・セナが所有していたホンダ初代NSXの出品情報をチェック!

引き続き、アイルトン・セナが所有していたレッドカラーのホンダ初代NSXを見ていきましょう。

アイルトン・セナは、NSXの開発段階で「シャシー性能」を指摘

パワートレインは、排気量3.0L V型6気筒VTECエンジンを搭載し、最高出力274ps/最大トルク283Nmを発揮。

0-96km/hの加速時間は5.8秒で、最高時速は266kmにまで到達します。

なお、このモデルについてアイルトン・セナは、日本の鈴鹿サーキットにて開発車をテスト走行した際、ホンダに対して「このモデルのシャシーを強化してほしい」と説得した中心人物でもある。

様々な歴史を持つレッドのNSXですが、現在このモデルは、ロバート・マクファーガンという人物が所有しており、彼は2013年にポルトガルのアルガルヴェへの旅行後、このNSXを購入。

それ以来、この車はイギリスのイースト・サセックス州の自宅ガレージにて保管されてきました。


アイルトン・セナのNSXは、日本円で約1億円にて販売中!

ロバート・マクファーガンは、「私自身セナの大ファンなので、完璧に作られ、路上で素晴らしい体験を提供する洗練された強力なマシンを備えたNSXを手に入れることができたときはうれしかったです」と語っており、加えて「真のスポーツ界のレジェンドが所有する最も有名な車のひとつを所有することができて本当にうれしく思います。セナの車を運転するスリルは決して消えることはありません」と語るも、彼の死後30年を迎える前に売却。

そして、新たなオーナーのもとへと旅立つことになるわけですが、2024年4月24日時点でのAuto Traderでの販売価格は500,000ポンド(日本円に換算して約9,600万円)と意外に控え目。

もちろん、従来の初代NSXに比べたらとんでもないプレミア価値がついていることは確かなのですが、アイルトン・セナが所有していた車両であることや、死語30年が経過したタイミングでの販売となると、(邦貨換算で)優に1億円を超えても不思議ではないところ。

ちなみにこのモデル、2024年8月23日~25日まで、シルバーストーンにて開催されるアイルトン・セナ展示会に特別展示される予定とのことですが、購入した人物がすぐにオークションなどにて転売した場合はどうなるのか?が気になるところ。

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Reference:AutoTrader