ヘッドライトが変わったな…PHEV技術を搭載し「400kg近く重く」なったマイナーチェンジ版・ランボルギーニ新型ウルスSEが世界初公開!EVのみだと60km走行可能に

ランボルギーニにとって2台目となるPHEVモデル

ランボルギーニのラインナップモデルで最も売れているスーパーSUVのウルス(Lamborghini Urus)。

2018年に発売されて6年近くが経過し、今回初めてヘッドライト意匠も変更されたマイナーチェンジが実施され、更にプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載して大幅にパワーアップしました。

フロントマスクについては、これまでのウルスの顔つきが好みだった方からすると「そこ変えなくても良かったのに…」と思う所もあるとは思いますが、PHEVを採用したことでパフォーマンスはどの程度になったのか?見ていきましょう。


Y字型LEDデイライトを採用しなくなったウルス

こちらが、2024年4月24日に世界初公開された新型ウルスSE。

今回のマイナーチェンジにより、フロントバンパーやグリルまで伸びる新しい形状のボンネット、そしてノーズのデザインについては、新世代フラッグシップV12モデルのレヴエルト(Revuelto)を彷彿とさせるものがありますね。

そしてフロントヘッドライト意匠も見ていくと、これまでのY字型LEDデイタイムランニングライトは廃止され、C型をイメージさせるデイライトに変更されていますが、人によっては「見慣れるのに時間がかかりそう」。

Y字型を採用しなかったのは、ランボルギーニの新たなる挑戦と覚悟も?

これまでランボルギーニは、Y字型という独自のデザイン言語を採用してきて、新型レヴエルトでもY字型LEDデイライトを強調させていますが、ウルスSEではその要素が無くなり、ランボルギーニらしさを失ってしまっているようにも思えたり。

それだけマイナーチェンジ前の顔つきの完成度がとても高かったのだと思われますし、マイナーチェンジモデルに対する期待値が高過ぎたということも考えられますが、ランボルギーニも「一番売れているラインナップ」に手を加えるのは、「次なる変化」を与えるための相当な覚悟や挑戦心とがあったのではないかと思われます。

サイドビューは、これまで通り伸びやかなクーペライクなSUVスタイル。

足もとには、23インチの大口径タイヤアルミホイールを装着し、ホイール名Galanthus、そしてタイヤ銘柄はピレリ製P Zeroを装着しています。

フロントとは異なり、テールランプはY字型を継続

リアエンドはこんな感じ。

テールランプは、引き続きY字型を継承しながらも、まるでセンターが直結するかのようなブラックのセンターガーニッシュが近未来感を演出。

リアロアバンパーはグロスブラックに仕上げられ、明るいオレンジとの陰影を付けることにより、リフトアップしたようなSUVらしさを見せるところもポイント。

そしてマフラーは、これまで通り両サイド2本出しとなるクワッドエキゾーストシステムをインストールしています。

2ページ目:新型ウルスSEのパワートレインやパフォーマンスは?0-100km/hの加速時間はウルスペルフォルマンテよりも遅い?