米トヨタ正規ディーラーが新型ランドクルーザー250を約1,600万円にて転売!一部販売店では「車系YouTuber」に販売しないところも?スバルWRXワゴンがメキシコでも販売へ
日本でも初物は新車価格の2倍近くにて転売されるかもな…
2024年4月18日に発表・発売されたばかりとなる、トヨタ新型ランドクルーザー250(Toyota New Land Cruiser 250)。
アメリカ市場でも販売され、日本ではラインナップされていない直4ターボ+デュアルブーストハイブリッドをベースにしたグレードを展開しています。
そんなランクル250ですが、早くもアメリカのトヨタ正規ディーラーが新車価格以上にて転売していることが明らかとなりました。
トヨタ正規ディーラーでも「正規の価格で購入できない」のは異常
以前にも、アメリカのトヨタ正規ディーラーにてランクル250が新車価格よりも高額値で転売されていたことが判明しましたが、今回はバージニア州のトヨタ正規ディーラーにて、驚きの107,169ドル(日本円に換算して約1,650万円)にて転売されていることが判明。
しかもアメリカでは、100,000ドルを超えて転売された例は今回が初となり、「正規ディーラー」が史上最高額で販売するのは異例中の異例。
アメリカでは、マークアップ(プレミア価格)という形で販売されることが多く、トヨタに限らずフォード・マスタング(Ford Mustang)やシボレー・コルベットC8(Chevrolet New Corvette C8)、日産フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)も、正規ディーラー経由で高額値で転売されてきました。
そのため、今回のように初物の転売自体は決して珍しくなく、日本でも最速クラスで納車された車両は、業者オークションにて新車価格の2倍近くで転売されることも多いので、ある意味で日常的な光景ではあるところ。
ただ、今回アメリカにて転売されている車両は、新車販売価格よりも30,000ドル(日本円に換算して約460万円)上乗せされており、以前カリフォルニア州の正規ディーラーが21,000ドル(日本円に換算して約320万円)上乗せした金額よりも高いことは明確。
日本でも新古車や特別仕様車は超高額値で取引されそうだな…
アメリカにて、マークアップ付きでの転売が横行していますが、今後日本でも同様に、新車というよりも試乗車・展示車をマークアップ付きで転売するのかは気になるところ。
そうなると、日本のマーケットはほぼ崩壊することになりますが、特に初回限定8,000台のみとなる特別仕様車First Editionは、大台の1,000万円以上にて取引される未来は容易に想像できますし、そろそろトヨタ側も販売方法や販売する相手を見直さなければ、今後同じことの繰り返しになりそう。
販売店によっては、車系YouTuberに初期モデルを販売しないところも?
ちなみに、私がお世話になっている一部のトヨタディーラーでは、初回生産枠に関しては法人・業販だけでなく、ソーシャルメディアインフルエンサーや車系YouTuberへとの販売を禁止する動きも。
法人などへの販売を禁止することは何となく予想できたものの、YouTuberなどへの販売を禁止するディーラーが出て来るとは…
顧客から様々なクレームやリクエストがあったのだと推測されますが、見方を変えれば「車を購入して評価 ≒ 再生回数を稼ぐためのツールとして収益・商売目的」と捉えるユーザーも少なくは無いのかもしれませんね。