全長約5,000mmでも運転しやすいか?トヨタ新型アルファード(40系)の走りをインプレッション!2.5リッターガソリンは非力?駐車場での取り回しは?

私の新型アルファードの走行距離も、もうすぐ3,000kmに突入

2024年1月に私に納車されて3か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。

今回は、アルファードの走りをメインにインプレッションしつつ、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルは非力なのか?エンジン音は煩いのか?などもインプレッション。

この他にも、ラージサイズミニバン特有のボディの大きさは、日本の道路事情や立体駐車場/地下駐車場にもマッチしているのか?こちらも普段使いしている私の素直な感想をまとめていきたいと思います。


2.5リッター直4ガソリンでも十分パワーはある

続いては、アルファードのエンジンスペックについて。

私が所有するのはアルファード・ガソリンZ[2WD]になるため、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するノンハイブリッドモデルなのですが、エンジン型式は先代30系同様に2AR-FE型になります。

旧世代エンジンだと、加速性や燃費面ではHEVモデルに採用されているA25A-FXS型エンジンに比べるとスペックは落ちる?といった懸念の声もありましたが、あくまで個人的な感想として、2AR-FE型エンジンでも特に不満は無く、ワインディングや高速道路、一般道での加速やレスポンスは十分だと思っています。

走り方次第では燃費も優秀!

全長約5,000mmの伸びやかな巨体でありながらも、走る場所によっては13km/L~18km/Lといった低燃費をたたき出してくれますし、ハイブリッドモデルに比べたらEV走行できないため、燃費が宜しくないのは当然と言えば当然なのですが、その分燃料タンク容量も75Lと大容量ですし、走り方次第で無給油850km以上走れますから、個人的には特に不満は無し。

私含め、助手席や後席に乗る家族や知人、お客さん全てから「エンジン音が煩い」といった声は一切無かった

一部車系YouTuberやジャーナリストの試乗動画などでは、ガソリンモデル特有の低速からの立ち上がりや高速合流時の加速など、ガソリンエンジン特有の煩さが際立つといったコメントがありましたが、実際に普段使いしてみたり、後席に家族や知人、本業関係のお客さん、妻の茶道イベントでのお客さんからは「特に気にならない」「エンジン音が聞こえたとしても、全く煩わしいと思わない」といった感想のみだったのが興味深いところ。

それだけアルファードの静粛性や遮音性は十分に高いのだと思いますし、これ以上の静けさを求めるのは過剰スペックであり、車両本体価格を更に高めてしまうことにもつながるため、あくまで普段使いする身としては「この静けさで十分」と考えています。

全長約5,000mmでも、(今のところ)駐車場などで特に困ったことは無し

続いては、アルファードの使い勝手について。

アルファードのボディサイズは、全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,935mmと伸びやか。

ただ、全長4,995mmの伸びやかなボディでも、2列目以降の広々とした室内空間を提供するために、フロントノーズは短めのセミキャブオーバースタイルを採用している関係で、狭い駐車場などでもギリギリまでフロントを突っ込むことができるのは良きところ(要は取り回しが楽)。

これがランドクルーザー300になると、全長は4,985mmとアルファードよりも10mm短いものの、ラダーフレーム構造によるホイールベースの短さと後席の狭さの代わり、大排気量V6ツインターボエンジンを搭載するロングノーズの関係で、狭い立体駐車場では中々取り回しが難しいんですね。

お互い全長が近しくとも、フロントボンネットやノーズの長さが異なるだけで、ドライバーの取り回しのし易さ・し辛さが違うことはもちろんのこと、後席の快適性・居住性も全く異なるため、この点はその車の用途・使い勝手が全く異なるので、当然と言えば当然なのかも。

若干話は逸れてしまいましたが、アルファードのボディサイズが大柄といえども、後席を重視したセミキャブオーバーのボディスタイルのおかげで、今のところ特に困ったこともないですし、立体駐車場や地下駐車場などでも快適に活用できていて、日本の道路事情にもマッチしているので満足度としては十分に高いと思います。

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