フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリードとトヨタ・シエンタで徹底比較!何とフリードは燃料タンク容量が拡大!燃費も大幅に向上してるぞ

現時点でティーザーサイトには掲載されていない、更に細かな情報を展開しつつ、競合シエンタとも比較していこう

2024年5月9日(木)に先行ティーザーサイトが公開され、その翌月となる6月27日(木)に発表/28日(金)に発売が決定した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード(Honda New FREED)。

本来であれば、2024年5月9日(木)に競合モデルの一部改良版・トヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)も発表・発売される予定でしたが、大人の事情により5月20日(月)に延期となる予定です。

今回は、そんなバッチバチのライバル同士となる新型フリードとシエンタのスペック面について徹底比較していきたいと思います。

まだティーザーサイトには掲載されていない細かなスペックについて既に入手していますので、こちらをメインにチェックしていきたいと思います。


新型フリードの燃料タンク容量が拡大!シエンタとの容量差はどれぐらい?

まずは、新型フリードとシエンタのガソリン燃料タンク容量について。

事前情報として、フリードもシエンタも共に無鉛レギュラーガソリンが推奨燃料になっているのは共通なのですが、何とフリードがフルモデルチェンジにより燃料タンク容量を拡大。

どうやら燃料タンクの厚みを薄くしたことで、更に容量を増やしたとのことですが、何とその容量が前輪駆動[FF]モデルで先代の36L → 42Lへと拡大したとのこと。

但し、四輪駆動[AWD]は先代から変わらず53Lのままになるとのことですが、それでもFFモデルで+6Lも拡大したのは大きな進化であり、無給油での走行距離が大幅に増えることは間違いなさそう。

一方でシエンタの方は、ガソリンモデルやハイブリッドモデルであっても、前輪駆動[FF]/四輪駆動[AWD]に関係なく共通の「40L」になります。

新型フリードの燃費は大幅に向上したが、シエンタのお化け燃費には勝てないか…?

続いては、フリードとシエンタの燃費性能(WLTCモード平均燃費)について。

今回のフリードのフルモデルチェンジにより、シングルモーターからデュアルモーターハイブリッドにアップデートされたこで、モーター出力は123ps/モータートルク235Nmへと大幅にアップデートさら、更に燃費性能も大幅に向上しました。

あくまでもフリードは、最も燃費が優れているe:HEV AIR[FF]とガソリンモデルのAIR[FF]、そしてシエンタはハイブリッドX[2WD]とガソリンモデルX[2WD]に限定しますが、それぞれのWLTCモード平均燃費性能は以下の通り。

[新型フリード]
・e:HEV AIR・3列6人乗り[2WD]:25.6km/L
・ガソリンAIR・3列6人乗り[2WD]:16.5km/L

[シエンタ]
・ハイブリッドX・2列5人乗り[2WD]:28.8km/L
・ガソリンX・2列5人乗り[2WD]:18.4km/L

こうして見ると、やはりトヨタのハイブリッドシステムはレベルが高いことがわかりますね。

なお参考までに、新型フリードは排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンをベースにしたガソリンモデルと、同エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEVの2グレードを展開。

一方のシエンタは、排気量1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンをベースにしたガソリンモデルと、同エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッド(HEV)の2グレードを展開しています。

新型フリードではリアアシストグリップが装備され、更に内ドア部分にも?!

続いては、Bピラーの内側に装着されているリアアシストグリップについて。

シエンタでは装着されておらず、ディーラーオプション(工賃抜きで各10,450円税込)として販売されていますが、フリードでは標準装備なのが魅力的。

ただ、このリアアシストグリップは、フリードの場合だと少し高い位置に設けられているため、3歳児~6歳児の子供になると、身長の高さによってはアシストグリップに届かない恐れがあります。

そういったことも考慮して、今回の新型フリードではスライドドアの内側部分に、子供がアシストグリップ代わりに握れる小さなグリップ部分(ユーティリティ)が標準装備されているとのことで、この点はファミリーユース世代にとっては魅力的な装備なのではないかと思います。

説明だけだと中々伝えるのは難しいのですが、この辺りは何れ実車インプレッションする際にチェックできればと思います。

2ページ目:新型フリードには、やはり”あの機能”が設定されない?!