遂に来た!スバルがフルモデルチェンジ版・新型フォレスター(SL)とクロストレックにトヨタ製ハイブリッド採用と明言!ホンダ新型ZR-Vの納車後12か月点検完了!
事前の噂通り、スバルにもようやくトヨタ製ハイブリッド(THS)が採用されることに
2024年5月13日、スバル公式が2023年度の通期決算を公開すると同時に、2026年末までにトヨタと電気自動車(EV)4車種を相互供給することを明らかにしました。
スバルのEVモデルといえば、ピュアEVクロスオーバー・ソルテラ(Subaru New Solterra)が挙げられますが、これに加えてスバルの矢島工場(群馬県太田市)やトヨタのアメリカ工場で新たに相互供給する車種を生産し、互いのブランドで販売することを明らかにしています。
つまり、今回の通期決算ではトヨタ製ハイブリッドシステム(THS)を採用するスバル車両がラインナップされることを明らかにしたということで、将来的には日本市場向けのモデルにも展開されるのではないかと期待されています。
トヨタ製ハイブリッドを採用するSUVモデルの筆頭に、新型フォレスターやクロストレックが挙げられる
そこで最も気になるのは、スバルのどのモデルにトヨタ製ハイブリッドシステムが採用されるのか?ということ。
これまでのスバルのe-BOXERだと、たとえハイブリッドシステムであっても、燃費性能においては競合他社のトヨタやホンダ等と比較しても「決して宜しくない」方でした。
特にスバルの売れ筋モデルでもあるフォレスター(Subaru Forester)やクロストレック(Crosstrek)では、雪道やオフロードに強い四輪駆動[AWD]システムは強くとも、燃費性能ではまだまだ優れないレベルでした。
参考までに、スバルが日本で販売しているフォレスターとクロストレックのe-BOXERのカタログ燃費は以下の通り。
[フォレスターe-BOXER]
・WLTCモード平均燃費:18.6km/L
・WLTC市街地モード燃費:14.0km/L
・WLTC郊外モード燃費:14.2km/L
・WLTC高速道路モード燃費:16.0km/L[クロストレックe-BOXER]
・WLTCモード平均燃費:[2WD]16.4km/L, [4WD]15.8km/L
・WLTC市街地モード燃費:[2WD]13.6km/L, [4WD]12.9km/L
・WLTC郊外モード燃費:[2WD]16.6km/L, [4WD]16.0km/L
・WLTC高速道路モード燃費:[2WD]17.9km/L, [4WD]17.3km/L
今回の公式発表では、フルモデルチェンジ版・新型フォレスターとクロストレックの2車種にトヨタ製ハイブリッドシステム(次世代e-BOXER)を採用することで、システム総出力の大幅アップはもちろんのこと、これまでスバルが課題としてきた燃費性能の大幅な向上が期待されます。
ただ、ベースとなるパワートレインはどちらも水平対向4気筒になるため、THSとボクサーエンジンとの相性/レイアウト(搭載スペース)、そして重量バランスによる走行性能は現行e-BOXERに比べてどれだけ優れているのか?など、気になるポイントは多数。
THSが搭載される時期フォレスターとクロストレックは、いつ発売されるかは不明
ちなみに、これらのハイブリッドシステムが搭載されるフォレスターやクロストレックに関しては、現時点でどのタイミングで販売されるのかも明らかになっておらず、そもそも日本で市販化されるのかも明確になっていないのが正直なところ。
ただ、次世代e-BOXERの基幹ユニットとなるトランスアクスルについては、2024年秋にリニューアルする北本工場にて生産を開始する予定。
次期フォレスターには、ガソリンモデルと次世代e-BOXERモデルを国内工場で生産するだけでなく、将来的にはアメリカSIAでの生産も開始していく予定とのこと。
スバルとしては、2023年11月に発表されたばかりとなる次期フォレスターのガソリンモデル含め、まずは最大勢力のアメリカ市場を中心にラインナップしていくものと予想され、日本市場はまだまだ先の話(2025年以降)になるのでは?と予想されています