これで何回目?マツダ新型CX-60がまたもリコール!しかもエンスト恐れのある不具合含めて2連発…ポルシェ・カイエンも道交法で揉めそうな不具合

最悪の場合、突如として衝突被害軽減ブレーキが作動してしまう恐れアリ

マツダ新型CX-60の1車種・計12,654台に大量リコール。

不具合内容としては、車両制御コンピュータにおいて、スマート・ブレーキ・サポートの制御プログラムが不適切なため、道路横に斜めの金属壁などがあった場合に、前進時左右接近物検知機能が誤作動することがあるとのこと。

そのため、衝突の可能性がないにもかかわらず障害物との接近を知らせる警報音が鳴り、ディスプレイに警告表示が出て、最悪の場合、衝突被害軽減ブレーキが作動し、急制動がかかるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に14件もの不具合が起きているとのことで、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[CX-60]
・3CA-KH3R3P/KH3R3P-100013~KH3R3P-111604/令和 4 年 7 月 5 日~令和 5 年 9 月 11 日/11,591台

・5LA-KH5S3P/KH5S3P-100004~KH5S3P-101066/令和 4 年 10 月 19 日~令和 5 年 9 月 8 日/1,063台

改善措置としては、全車両、車両制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正するリコール作業を実施するとのことです。


またしてもCX-60にエンストの恐れがあるとしてリコール!

続いても、マツダ新型CX-60の1車種・計5,007台にリコール。

不具合内容としては以下の2種類で、何れもエンストする恐れのある致命的なリコールとなります。

[不具合①]

エンジン制御コンピュータにおいて、燃料蒸発ガス濃度の学習条件が不適切なため、パージバルブが開弁していない際に学習し、実際よりも低い濃度として判定することがある。

そのため、走行直後など、燃料タンク内の燃料温度が高くなり、高濃度のガスがエンジンに取り込まれた場合に失火し、最悪の場合、エンストするおそれがある。


[不具合②]

トランスミッション制御コンピュータにおいて、減速中のクラッチ制御が不適切なため、クラッチを解放するタイミングの遅れや、意図しないタイミングでのクラッチ締結が発生することがある。

そのため、減速中にエンジン回転が低下し、最悪の場合、低車速時にエンストするおそれがある。

対象モデルをチェックしていこう

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、不具合➀は8件、不具合②は26件が報告されており、何れも市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[CX-60]
・5BA-KH5P/KH5P-100009~KH5P-105018/令和 4 年 12 月 14 日~令和 5 年 10 月 31 日/5,007台(不具合①4,696、不具合②4,925台)

改善措置しては、それぞれ以下の通りとなっています。

①全車両、エンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正する

②全車両、トランスミッション制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正し、トランスミッションの初期学習を実施する

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