レクサス新型IS500 F SPORT Performanceのここが不満!密閉性が高いからこそ車内は曇りやすい?納車後「通算7回目」となる給油・燃費記録もチェック

IS500 F SPORT PerformanceはV8 NAに付加価値がある一方で、コストを抑えるべきところが分かりやすすぎた

2023年4月に納車されて、もうすぐ1年1か月が経過するレクサス新型IS500 F SPORT Performance[2WD]。

「もう二度と購入できない」かもしれないと思われたIS500 F SPORT Performanceですが、どうやら2025年モデルでも販売が継続されることが判明し、一方でIS300/IS350はディスコンとなる予定です。

2025年モデルでは、法規制対応や材料費+物流費の高騰で車両本体価格がアップすることは避けられないと思いますが、それでも大排気量V8 NAで1,000万を切るスポーツカーは珍しいですし、日本製スポーツカーではV8 NAを搭載するのはIS500とLC500、そしてRC Fぐらいしか存在しないため、ある意味でバーゲンプライスなのかもしれません。

そんな魅力あふれるIS500 F SPORT Performanceですが、今回は本モデルの不満に感じているポイントや、納車後「通算7回目」となる給油・燃費記録を見ていきたいと思います。


クルーズコントロールの車間距離設定が毎回「最長」になる

まずはIS500 F SPORT Performanceのクルーズコントロール設定について。

高速道路利用時に重宝するレーダークルーズコントロールですが、IS500のインフォテイメント系は旧世代だからなのか、エンジン始動する度にレーダークルーズコントロールの車間距離調整がリセットされ、必ず「最長(レベル3)」になっています。

新型NX以降の新世代インフォテイメント系になると、スマホのようにユーザー登録並びに各種インフォテイメント系もユーザー用に各種設定類

が保存されるため、上の画像のクルーズコントロールの車間設定も自分好みの距離が記録される仕様になっています。

新世代のインフォテイメント系に慣れてしまうと、こうした何気ない設定もちょっと億劫になってしまうことがあるため、エンジン始動する度に毎回デフォルトに戻すのではなく、最後にエンジンを切ったときの状態を記憶してほしいところです(あくまでも個人的な意見ですが…)。

夜間時のステアリング多機能スイッチのバックライトが点灯しない

続いては、ステアリングホイールにある多機能スイッチについて。

これは夜間時やトンネル内を走行しているときの不満ポイントとして、ステアリングのスイッチのバックライトが点灯しないため、目視レベルだと「どこに何のスイッチがあるのか」わからないんですね。

これは私が過去に所有していたIS300 F SPORT Mode Blackでも同様で、レクサスはもう少し車内の”機能性”に力を入れても良いのでは?と思う所。

ハードプラスチックを少なくしてほしいとか、手触りを良くしてほしい以前に、使い勝手という面でポンコツレベルで使いづらいのが昨今のレクサス。

レクサスは「人間工学に基づいたインフォテイメント系を採用している」とは言うものの、新世代ディスプレイオーディオやインフォテイメントディスプレイ含め、本当に車の免許を持った人間が開発しているのか?と疑ってしまうときもあるため、今回のバックライト含め、もう少し使い勝手の良い内装にしてほしいところです。

レクサスの車内は密閉性が高過ぎる?窓ガラスがすぐに曇ってしまう

続いては、IS500に限らず直近のレクサスで気になったことなのですが、他モデルに比べて密閉性が高いからなのか、窓ガラスが曇りやすいということ。

上の画像はトンネル内ではあるものの、トンネル外でも窓ガラスが曇りやすくなることが多く、私が他に所有するLX600でも同様(窓ガラスも全て閉めた状態で、エアコンなども一切稼働していない状態)。

ちなみに同じ外気温で、同じ条件で他の車種を走らせてみたところ、ホンダZR-Vやトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD, 40系)、日産フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)だと、窓ガラスを完全に閉めていても特に車内が曇ったりはしなかったのが興味深いところです。

この仕様はよくわからない…フットライトは装備されているのに、走行中は消灯したまま

続いては、IS500の車内のフットライトについて。

かなり暗い画像なのでわかりづらいと思いますが、運転席・助手席共にエンジン始動中はフットライトが点灯しないため、車内がとにかく暗すぎるんですね。

レクサスってイルミネーションやアンビエントライト、フットライトって装備されていないの?と思われる方も多いとは思いますが…

上の画像の通り、薄っすらではあるものの、エンジンをOFFにしたと同時にルームランプが点灯するときだけ、それに合わせてフットライトが点灯する仕様になっています。

なぜフットライトをエンジン稼働中に点灯させなかったのか?この点は何とも疑問に残るところで、先程の使い勝手の話ではありませんが、もう少しドライバー目線でのインテリア作りができなかったのか?とツッコみたくなるところです。

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