三菱の新型デリカミニの良い点と気になる点。「メモリー式オートブレーキホールドがOFFになることがある」「HDMI端子があってもUSBポートはフロントに無い」等

競合モデルが多い上にツワモノ揃いだからこそ、どうしても不満や気になる点も多く出てくる

2023年6月に私に納車されて11か月以上が経過した、三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

今回は、本モデルが納車されてからの良い点や気になる点などをまとめていきたいと思います。

デリカミニの場合、軽トールワゴンという競合モデルが多く存在するカテゴリに属するため、どうしても他車種に比べて不満に思う点はいくつか出てくるのですが、一方でデリカミニにしか採用されていない快適装備もあるため、特に夏場の移動には重宝できる機能だと思っています。


デリカミニのユーティリティ関係はあまりにも不親切

まずは、これは以前より口酸っぱく指摘しているデリカミニのユーティリティ関係について。

私が購入したデリカミニでは、ディーラーオプションとして9インチナビを選択しました。

そのため、ナビゲーションディスプレイにはUSB Type-AやType-Cの入力用端子は存在しませんし、唯一セットで付帯されるのはHDMI端子。

しかもこのHDMI端子は、助手席側のグローブボックス内に収納されているため、もしこのHDMI端子を使ってAmazon Fire TV Stickなどの映像を視聴するとなると、電源用のケーブルを持ってくる必要がありますし、グローブボックスの蓋を開けっ放しにすると助手席の乗員の足元が邪魔になりますし、蓋を閉めるとケーブルを噛んでしまうため、決してレイアウトとしては美しくないんですね。

一方で、私が他に所有するトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD)では、センターコンソールボックスの中に、HDMI端子だけでなく、その隣には充電用USB Type-C、更にその隣には電源ソケットが備えられているため、スマートにユニット類を収納できるので便利。

供給元となる電源は、電源ソケットか助手席シートバックのUSBポートのみ

そしてデリカミニの場合は、肝心の供給元となるUSBポートが設けられておらず、あるのは電源ソケットのみなんですね。
※標準の充電用USBポートは、助手席側のシートバックに設けられているため、配線も遠い上にとにかく面倒

これはちょっと不親切と言いますか…

昨今の新型軽自動車では、フロントにもUSBポートが設けられているものですが、なぜかデリカミニでは採用されておらず、仮にUSBポートを設けるのであれば、約1.7万円のディーラーオプションを選択する必要があります。

たった1個のUSBポートのために、ディーラーオプション費用として約1.7万円も支払うのも勿体ないので、それならば社外品の変換ユニットから電源を供給した方が何倍もお得。

参考までに、こんな形で電源ソケットからUSB Type-AとType-CのUSB電源ポートに変換できる変換器が近くのカーショップなどにて2,000円ほどで販売されているので、コチラを使用した方がずっと幸せだと思います(他の車種にも簡単に流用できるので長く賢く使える)。

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