マツダ大丈夫か…発売されたばかりの新型CX-90に早くも不具合でリコール!メルセデスベンツの最高級ブランド「ミトス」第一弾のピュアスピードコンセプトが世界初公開!

CX-60の大量リコールと言い…マツダは不具合やリプロ系が多すぎて、十分な開発ができていない?

2023年春にアメリカにて発売されて1年が経過した、マツダのフラッグシップSUVモデルとなる新型CX-90。

ラージ商品群&FRベースの3列シートモデルで、道幅の大きいアメリカ市場向けの一台となりますが、早くもこのモデルに不具合があるとしてリコール。

しかも対象台数は約1万台とのことですが、どのような内容のリコールなのでしょうか?


どうやらマツダの自動ブレーキシステムに問題があるようだ

今回マツダUSAが米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)に届け出したリコール内容としては、ドライビングサポート機能の一つである自動ブレーキシステムで、ポイントとしては以下の通り。

◇マツダは、自動ブレーキシステムの物体誤検知により、約1万台の車両をリコール

◇マツダ、リコール対象者のうちわずか1%が、この問題の影響を受けると考えている

◇解決策としては、オブジェクト検出に関するロジックを改善するためのソフトウェア アップデート

以上の通りとなります。

マツダによると、今回の不具合では、自動緊急ブレーキのソフトウェアの問題により事故を引き起こす恐れがあるとして、減速する必要がない場面においても、不適切に作動するような、いわゆる「ファントムブレーキ」が発生する恐れがあるとのこと。

事故が起こりそうなときに急ブレーキをかけることと、それを闇雲に行うことは全く別の話ですが、マツダは今回の不具合を2023年1月に潜在的な問題として認識。

調査のきっかけとなった正確な内容は明らかにしていませんが、2023年6月までに、問題の解決を目的とした車両制御モジュール(VCM)のアップデートを実施したものの、その修正は不十分だったと説明しています。

マツダは、2023年8月にVCMにさらなる変更を加え、同年10月から2024年4月にかけてデータのテストと分析を実施。

その結果、マツダはこれらの車両をリコールすることが正しい判断であるとして、累計9,914台のCX-90を対象にリコールを届け出しています。

そのため、改善措置しては自動緊急ブレーキシステムを作動させる可能性のある物体の誤検出を防ぐために、各車のVCMをリプログラムするとのことです。

既にこの問題は、CX-90オーナーの車両でも複数発生・報告されている模様

ちなみにこの問題、海外のCX-90オーナー専用サイトとなるCX90Forum.comでの報告により、複数のユーザーが同様の問題を訴えていたことが発覚。

なかには、「私はバージニアの山中を運転していたときに発生しました。車が納車されてまだ1か月しか経っていないのに…」といった内容や、「時速約80マイル(約129km/h)で輸送用トラックを追い抜こうとしたところ、トラックに近づくと、すぐにCX-90が急ブレーキを踏んだ。目の前には何もいないんですけど…」といった体験談が投稿されています。

あとNHTSAのWebサイトには、以下のようなCX-90に関するクレームが1件あるそうで、こちらもかなり的を射ています。

複数車線の高速道路で、アダプティブクルーズコントロール[ACC]を使用すると、他の車線にいる他車やトラックを、自分の車線にいるものとして検出します(ダッシュボードディスプレイに自分の車線にいると表示されます)。

これにより、車両は自分の車線に他車がいて、衝突が差し迫っているため緊急ブレーキをかける必要があると勘違いしますが、そのような操作は必要ありません。

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