トヨタ新型ヴォクシーを手放してから改めて気付く良かった点とは?「3列目シートの使い勝手」「100点満点ではなく80点を目指した割り切り感」等

改めてミドルサイズミニバンの王者に相応しいトヨタ新型ノア/ヴォクシー

2022年3月に納車されて、2023年9月に手放したトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z・3列7人乗り[2WD]。

本モデルが90系としてフルモデルチェンジして2年4か月以上が経過し、いよいよ2025年1月には初の改良と共にマイナーチェンジが実施される予定です。

当ブログでは、ヴォクシーだけでなくホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)や、日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)も同時所有していましたが、今回ヴォクシーを売却・手放したことで、改めて「ヴォクシーの良かった点」をピックアップしていきたいと思います。


3列目のシート格納は画期的!2列目シートもリクライニング可能に

まずはヴォクシーで一番魅力的と感じたのが、3列目シートの格納方法。

先代80系からの跳ね上げ式は変わらないものの、ベルトもしくはフック式の引っかけ固定ではなく、アタッチメントによるアジャスト固定なので、跳ね上げたらそのまま固定できるのは便利。

おまけに先代80系からシートの厚みを薄くしたことにより、収納面積の拡大に加え、2列目キャプテンシートをリクライニングしても、跳ね上げした3列目シートに干渉しないのは画期的だと思うんですね。

日産セレナ(C28)の3列目シートは?

一方の競合モデルとなる日産セレナ(C28)でも、跳ね上げ式が継続採用されていますが、こちらはベルトフックによる固定に加え、シートの厚みがある関係で、2列目キャプテンシートでリクライニングしようにも干渉してしまうため、リクライニングするのであれば3列目は展開しなければいけないのが面倒。

こうしたさりげないところでしっかりと差を付けてきたトヨタはお見事だと思います。

ホンダ・ステップワゴンの3列目シートは?

ちなみにこちらは、ステップワゴンの3列目格納方法。

こちらは跳ね上げ式ではなく床下収納になるため、スマート且つ広いスペースを活用できるのですが、一方で床下に荷物を収納できなくなってしまうため、特に子供の部活の大会や遠征などで大量の荷物を載せるときには、大きなバッグを何段も積めることがありますから(その分高さも必要になってくる)、そういったときのステップワゴンの床下が使えないのはちょっと残念なところ。

シート格納にはそれぞれの良さがありますが、トータル面で考えると一番使い勝手が良いのはヴォクシーかもしれませんね。

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