日産幹部がフルモデルチェンジ版・新型GT-R R36について言及「私たちは中途半端なスーパーカーは作らない」。中国がラングラーやジムニーを模倣した謎SUVを発表!

日産は2025年モデルで「最後のGT-R R35」としているが

2024年6月に発売予定としている、一部改良版・日産の新型GT-R R35。

厳密には2025年モデルとして販売され、日産は「最後のGT-R R35」としていますが、現時点で次期GT-R R36に関する情報は何も明らかになっていません。

ただ、オーストラリアカーメディアであるDriveが、日産幹部にインタビューした際、次期GT-R R36に関する一部情報を入手したとのことで、その中身についてチェックしていきましょう。


次期GT-R R36はEVを採用する可能性が高そうだ

オーストラリアカーメディアのDriveの報道によると、AMIEO地域(中東、インド、欧州、オセアニア)の日産上級副社長 兼 最高企画責任者のフランソワ・バイリー(ベイリー)氏は「中途半端なGT-Rは作るつもりはない」とコメント。

加えて同氏は「次期GT-R R36は、EV技術がこの種の高性能アプリケーションにはまだ対応していない」と主張しているため、”直近で市販化する計画はない”とも説明していることから、このコメントを読み解くと現行R35のV型6気筒ツインターボエンジンを搭載するかどうかは不明ながらも、ハイブリッド(HEV)もしくは100%電気自動車である可能性が考えられそう。

また固体電池についても言及していますが、これが2028年より前に登場することはなく、2023年に発表されたシステム総出力1,341hpを発揮するハイパーフォース(HYPER FORCE)コンセプトに応用されるかまでは不明ではあるものの、デビュー時期が2028年以降になることが濃厚であれば、個体電池を搭載するピュアEVスーパーカー(もしくはハイパーカー?)は実現しそうなところ。

欧州日産幹部「固体電池はゲームチェンジャーになる」

一方、欧州日産のパワートレインエンジニアリング担当副社長であるマシュー・ライト氏は、Auto Expressからのインタビューにて固体電池をアピールし、充電速度とエネルギー密度を高めることで、固体電池が「ゲームチェンジャー」になると主張。

さらに、固体電池は現在のEVが抱える主な問題の1つである「重量」を解決すると述べており、より小型のバッテリーを搭載すれば「軽量化」にも貢献でき、GT-Rのようなハイパフォーマンスモデルには欠かせない存在になると自信を示しています。

なお日産のスケジュールでは、2026年に固体電池を搭載したEVの試作テストを開始し、2028年に量産モデルを発売する予定。

先頭に立つのは「日本製車両」になる予定ですが、現時点では正体は明らかにされていないものの、現実的に考えると次期GT-R R36が先頭で市販化される可能性は低く、一部メディアでは2029年か2030年のギリギリまで引っ張るのではないか?との見方もあるようです。

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