色々云われてもホンダ新型N-BOX Custom(JF5)はイイ車!やっぱりあの装備が追加されたのはグッド…納車後「通算12回目」の給油・燃費記録もチェック

ホンダ新型N-BOXは発売直後から色々云われているが、それでも十分完成度の高い車だと思っている

2023年10月に私に納車されて、もうすぐ9か月が経過するホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOXカスタム・ターボ(Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD]。

先代JF3/JF4の完成度が想像以上に高く、ユーザーの満足度が高かったからなのか、JF5/JF6に対するユーザーからの不満も多く、その結果が2024年5月の新車販売・登録ランキングにも反映され、長らく首位を獲得してきたN-BOXが2位に陥落しました。

ただこの背景には、前述にもある通り先代JF3/JF4の完成度が高かったこと、先代モデル末期に登場した特別仕様車STYLE+ BLACKの質感が高かったために、「わざわざ質感を落とした次期型に乗り換える必要が無い」というユーザーが多かったことから、販売台数の落ち込み → 首位陥落に繋がっただけに、実際の走りや安全装備の充実度などは新型の方が圧倒的に上だと考えています。


色々云われてはいても、ホンダはユーザーに寄り添った車づくりをしていると思う

そんな発売直後から色々と言われている新型N-BOXですが、実際に所有するオーナーから見ると、本モデルは「ユーザーに寄り添った車づくりが出来ている」と考えていて、特にセンターシフトに関しては、ハイブリッドモデルでスイッチ式シフトを採用するようになりましたが、N-BOXではガソリンモデルの一択になるため、必然的にセンターシフトはストレート式シフトノブが採用されています。

加えて、電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]も全グレード標準装備されているため、この点は先代から受け継がれて使い勝手も維持されています。

個人的には、「スマートさ」や「使いなれた」という点ではストレート式シフトの方が評価は高いと考えていて、ホンダもこの方式を継続してきたことは「ユーザーのことを考えている」と思っていますし、シフトミスしづらいというのも大きなポイントかもしれません。

マルチビューカメラが搭載されて本当に良かった

続いては、JF5/JF6より採用されたマルチビューカメラ。

バック駐車や低速走行時に上空から自車位置を投影する機能ですが、特にバック駐車の際には「真っすぐ」駐車できるというのが大きなメリットで、軽自動車の場合はコンパクト過ぎるが故に駐車枠の白線に頼って真っすぐ停めようとすると、左右のどちらかに寄ってしまったり、真っすぐ停まってそうで実は斜めに停めてしまうこともあるため、そういったときの上空投影から得られる情報は助かるんですね。

こういったレビューを公開すると「真っすぐ駐車できないなら車なんか乗るな!免許返納しろ」と極端なことを言われることもありますが、軽自動車からコンパクトカー、大型SUV、ラージサイズミニバン、スポーツカーなど、様々なジャンルの車に乗っていると感覚はおかしくなってきますから、そのときのマルチビューカメラこそドライビングをサポートしてくれる機能として重宝しているので、せっかく有る機能を活かさないのも勿体ないですからね。

周りに迷惑をかけないようなスマートな運転に繋がっていれば、運転支援機能こそ高く評価されるべきだと思いますし、これからも大事にしていきたいと思える機能の一つでもあります。

ホイール意匠はもう少し新鮮味が欲しかった

続いてはホイール意匠。

新型JF5/JF6では、塗装仕上げは異なれど先代JF3/JF4と同様のホイール意匠を採用しているため、これといった新鮮味が無かったのは残念。

こちらは、私が以前所有していた先代N-BOX Custom L Turbo STYLE+ BLACK[2WD]のマルチスポーク15インチアルミホイール。

特別仕様車専用のベルリナブラックに塗装され、新型のグレー塗装に比べると引き締まった色あいで好み。

カッコ良さでは先代の方が上になるため、鮮度も含めると新型はもう少し頑張ってほしかったと思う一方、開発費の削減や開発期間の短縮など、様々な要因が重なってしまい、最終的に先代のデザインを流用(良く言えば踏襲)せざるを得なかったのかもしれません。

2ページ目:ホンダ新型N-BOXの納車後「通算12回目」の給油!燃費は過去最悪…だけど無給油400kmは達成!