トヨタ新型GRクラウンスポーツが登場したら?というレンダリングが「ひど過ぎる」と話題に。フェラーリが「偽物の商品40万点を破壊した」と報告
クラウンスポーツは完成されたモデルだからこそ、ファンが求めるGRモデルはハードルが高い
トヨタが2023年10月に発売した、新世代クラウン第二弾となる新型クラウンスポーツ(Toyota New Crown Sport)。
クラウンシリーズとは思えないスポーティな見た目と、欧州車をイメージさせるようなワイド&ロースタイルが若年層を中心に人気を集めています。
そんなクラウンスポーツをベースに、「もしもGRクラウンスポーツが登場したら?」というレンダリングが公開されています。
確かにカッコ良いとは思うが、制作者はクラウンスポーツのことをよく理解していない?
こちらが今回、レンダリングアーティストでYouTuberのTheottle氏によって作成された、GRクラウンスポーツをイメージしたレンダリング。
市販化の予定もなく、実際に存在しない架空のレンダリングになるため、レンダリングアーティストが「この姿で登場したら良いな…」という程度の作品だと思うのですが、意外にもSNSやネットニュースの書き込みを見てみると「こんなGRクラウンは要らない」「つぎはぎだらけで、クラウンスポーツ本来のスタイリッシュさが無くなった」といったコメントがほとんど。
フォグランプと勘違い?ヘッドライトレスとなったGRクラウンスポーツ
そして今回のレンダリングで一番の”失敗”というべきか、そもそも作成者はクラウンスポーツのことをあまり知らない?と感じ取れたのが「ヘッドライトレス」。
クラウンスポーツのフロントマスクは、ハンマーヘッドシャークをモチーフにしつつ、シャープな水平基調となるLEDデイライトを搭載し、その直下にある丸形フォグランプのようなユニットが「ヘッドライト」になるんですね。
つまり、今回公開されたレンダリングは「ヘッドライトが廃除」されてしまったため、実用性に欠けると言いますか…
架空のレンダリングとは言え、公道を走らせることのできないデザインとなり、SNSでは「ヘッドライトの無い欠陥デザイン」とまで酷評されています。
ハリボテ感が増し、美しいクーペフォルムではなくなったGRクラウンスポーツ
こちらはリアクォータービュー。
大型のルーフスポイラーが装着され、リアロアバンパーにはブラックアクセントのガーニッシュ、フロント・リアフェンダー共にブリスターではなく外付けフェンダーのようなとって付けた感がありますが、このデザインもSNSでは酷評されているようです。
そしてF1スタイルの第3のブレーキライトや、両サイド1本出しとなるデュアルテールパイプなど、その見た目はアグレッシブでスポーティながらも、仮にこのモデルが登場したとして何のエンジンが搭載されるのか気になる所。
さすがにDセグメント相当のSUVで排気量1.6L 直列3ターボエンジンは考えにくいですし、最も現実的なのは排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+デュアルブーストハイブリッドぐらいでしょうか。
それかパワートレインは変更されず、エアロダイナミクスの強化がメインとなるのか…このクラスになるとGRグレードへの展開・応用は極めて難しく、クラウン本来のコンセプトを見失うと批判的な意見も多くなるでしょうし、「敢えてラインナップしない」という選択肢もあるかもしれませんね。
Toyota GR Crown Sport