トヨタ現行シエンタの元オーナーがホンダ新型フリードよりも優れているポイントを紹介!「”デカい”ではなく最適なナビ」「同じウォークスルーでも使い勝手が全く違う」

両車を実際に所有するからこそわかる点もかなり多い

2022年~2024年まで私が所有していた、トヨタ現行シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]。

2024年6月からは、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード e:HEVクロスター(Honda New FREED e:HEV CROSSTAR)3列6人乗り[2WD]を所有するようになり、それぞれの良いところと悪いところが少しずつ見えてきました。

今回は、実際に両車を所有してみて現行シエンタの方が優れているポイントをメインに見ていきたいと思います。


シエンタのコックピット周りのレイアウトは、改めて良くできていると思う

まずは、シエンタのコックピット周りについて。

本モデルを約18か月所有し、その後新型フリードを所有してみて感じたのは「シエンタのコックピット周りのレイアウトは良く考えられているなぁ」ということ。

特にフローティングタイプの10.5インチディスプレイオーディオや、その直下にあるエアコン操作スイッチ、そしてエレクトロマチックシフトと小物用ポケットのレイアウトは絶妙。

センターシフトの左隣にある小物用ポケットはドリンクホルダーではないため、納車された当初は「中途半端なスペースだなぁ」とディスっていましたが、納車されて1か月後には「スマホの仮置きスペース」としてフル活用。

しかも小物ポケットの奥には、スマホ充電用のUSB Type-Cポートと、メディア入力もしくはAndroid Auto用のUSB Type-Aポートが設けられているため、必要最小限のケーブル長で接続できるので、この辺りの使い勝手の良さとミニマリストな設計思想はフリードに無い所なんですね。

大きいだけが正義じゃない!10.5インチは最適なサイズ感!

10.5インチディスプレイオーディオも、「大きすぎない適度なサイズ感」なのが魅力的で、これが12.3インチだったり、ホンダの11.4インチだったりするとバランスが悪く、夜間時のバックライトが眩し過ぎたり、視界の邪魔になったりするため「なんでもかんでもディスプレイを大きくしない」という配慮と、ドライバーのことを考慮したレイアウトには改めて感心したところ。

シンプルだけどメーター情報も多く見やすい

続いては、シエンタのメーター情報について。

私が所有していたハイブリッドZは、7インチ液晶+LCDのハイブリッドタイプで、現在私が所有するフリードも7インチ液晶+LCDと概ね同じサイズ感。

ただし、メーター情報は大きく異なるところで、シエンタはシンプルな内容に対して、デジタル速度やエコインジケーター、給油後平均燃費/瞬間平均燃費、走行距離と航続可能距離、ブレーキインジケーターが一つの液晶メーターに集約されて表示されるのは魅力的。

一方のフリードも、ブレーキインジケーター以外の基本情報は集約されているものの…

ウィンカーやブレーキインジケーターといった機能は、わざわざ画面情報を変更する必要が有りますし、変更したらしたでODOメーターや燃費、航続可能距離といった情報が一切表示されなくなるので、使い勝手としては良くないんですね。

ちなみに、フリードのメーターに関する情報は関連記事にもまとめていますので参考にしていただけますと幸いです。

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