これまで30台もの愛車を所有してきたオーナーがトヨタ新型カローラクロスを再評価!「コスパ高くてホンダWR-Vと同価格レベル」「カローラとてバランス良く侮れない」等
カローラクロスは、所有していても手放していても「コスパの良い車」だったと再確認できる
2021年11月~2022年12月までの約13か月所有した、トヨタ現行カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)ガソリンZ[2WD]。
当時のグレードの車両本体価格は264万円(税込み)で、メーカーオプションやディーラーオプション、諸費用などを足し合わせると約334万円でした。
この価格は、2024年7月時点で私が現在所有しているホンダのBセグメントSUVである新型WR-V Z+グレード[2WD]に近く、WR-Vの総額が約330万円でした。
セグメントは異なれど、何れは同価格帯というカテゴリーで徹底比較していく予定ですが、WR-Vを所有するオーナー目線で見ても、「やっぱりカローラクロスはコスパ良い車だったなぁ」と思う所。
カローラクロスの元オーナーが、改めて同車が良かったと思うポイントをいくつかチェックしていきましょう。
シンプルだけど使い勝手の良いのコックピット周り
まずは、カローラクロスで「やっぱ良い車だよなぁ」と思うのがコックピット周り。
CセグメントSUVとしては、シンプルで落ち着いた車内が印象的で、一部YouTubeなどでは「チープ(安っぽい)」「欧州車に勝てない理由がコレ」と批判的なインプレッションが多いように感じられました。
しかしながら、カローラブランドという立ち位置や、CセグメントSUVで当時の車両本体価格のスタートプライスが199万円~ということを考えると、十分価格帯に見合った装備内容だと考えていて、インテリア全体で見ると欧州車に勝てない部分はあるかもしれないのですが、使い勝手や操作性、装備内容という面で考えると「価格帯以上のコスパの良さがある」というのが、実際に購入・所有した元オーナーの感想です。
9インチディスプレイオーディオを3万円未満で購入できるという奇跡
特にこの9インチディスプレイオーディオは、8インチからのアップグレードで+28,600円(税込み)のメーカーオプション扱いになるわけですが、サイズ感や使い勝手、そしてインパネ周りのデザインとフロントの視界を考慮すると最適なサイズ感であり、これよりも更に大きな12.3インチなどを採用してしまうと「チグハグ感」が出てしまいますし、何よりも価格帯が上がってしまうといった問題も出てきます。
※T-CONNECTナビキットは別売りで116,600円かかった
カローラクロスという、安価でありながらも必要な装備を十分兼ね備えているモデルの場合、ナビだけが評価項目の全てではないですし、個人的には「こういうのでイイんだよ、こういうので」と思う所で、総じて不満に思うようなところは無かったと記憶しています。
雨の日にも強いミシュラン製プライマシー4が標準装備
続いては、足もとの18インチタイヤホイールについて。
私が所有していたガソリンZ[2WD]では、18インチアルミホイール+ミシュラン製プライマシー4タイヤ(225/50R18インチ)が標準装備されていました。
このプライマシー4タイヤは、「濡れた路面にも強い、プレミアムコンフォートタイヤ」としてPRされ、濡れた路面でも安心感が続くウェットブレーキング性能の高さや、日本市場に求められる静粛性・快適性を追求、そして低燃費タイヤであることも大きな特徴です。
特に梅雨の時期だと、路面が濡れていたことも多かったため、どうしてもスリップの恐怖や水たまりを通過するときの転がり抵抗アップで、直進安定性や燃費悪化につながってしまうことは覚悟していましたが…
プライマシー4タイヤを履かせた車は、意外と燃費が良かった
上の画像のように、梅雨の時期でもノンハイブリッドモデルで18.5km/Lという燃費をたたき出していましたし、「結構雨に強いタイヤなんだなぁ」という印象の方が高かったんですね。
もちろん、直進の安定性も高いだけでなく、ブレーキの制動力も高かったため、ドライ路面とまではいかなくとも、そこまで恐怖感を持つことなく、自分自身が想定する加速/ブレーキ/ハンドリングのフィーリングと近かったですし、入力に対する応答と出力の精度はとても高かったように感じました。
ちなみに、過去に私が所有していたホンダ現行ヴェゼル(Honda New Vezel)e:HEV Zも、同じ18インチのミシュラン製プライマシー4タイヤを装着していましたが、上の通り25km/L以上の燃費をたたき出していて、無給湯で950km以上も余裕でした。