日本は相変わらず販売されず…欧州にてスズキ現行ジムニーの特別仕様車ホライゾンが発表!リマック創業15年を記念した限定9台のネヴェーラが世界初公開!

(続き)リマックが創業15周年を記念する特別仕様車を発表!

続いて、クロアチアの新興メーカーでお馴染みとなるリマックが、同社創立15周年を記念して、世界限定150台のみ販売されたネヴェーラ(Rimac New Nevera)をベースにした特別仕様車を発表しました。

この個体は、世界限定9台のみとなる超希少な特別仕様車ですが、150台限定のネヴェーラに含まれる台数なのか、それとも150台とは別に新たに9台販売される特別仕様車なのかは不明。

ただ、従来のネヴェーラとは異なってボディカラーやアクセントカラーなどの制約があるため、自分好みのカラーに仕上げたい方は、スタンダードなネヴェーラが理想的かもしれません。


価格は日本円で4.1億円以上!世界初となるマットカッパーに仕上げられたネヴェーラ

こちらが今回、リマック創立15周年を記念して発表された特別仕様車ネヴェーラ・15th Anniversary Edition。

本モデルの価格帯は、驚きの235万ユーロ(日本円に換算して約4.1億円)からとのことで、2024年7月11日に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて正式にデビューすることが決定しました。

本モデルでは、利用可能なすべてのオプションと、それに合わせた特注のセットが全て含まれているのが特徴。

外観を見てもお分かりの通り、ボディの下半分には露出したグロスカーボンファイバーパーツが標準装備され、上半分には新色となるマット仕上げのカッパー色が採用。

このカラーや配色は、スーパーカーとしては初めてのことだそうで、リマックはホイールのアクセントにもマットカッパーを使用し、ドアには「15」周年記念バッジが飾られています。

内装にアルマイト処理された銅が使用されたオシャレなデザイン

内装においては、アルマイト処理されたカッパーアクセントがスイッチギアとアクセントに採用され、キャビンとシートはブラックまたはホワイトにて仕上げることが可能。

リマックは、このモデルのキャビン全体に15周年を強調し、カッパー加飾のヘッドレストやドアカードに「15」の数字をエンボス加工することで高級感を演出。

また、シートの間には車の生産番号と年号「2009-2024」も表示されているため、リマックの歴史を感じることができるのもポイントです。

続いて気になるパワートレインですが、従来のネヴェーラ同様に4基の電気モーターを搭載することにより、システム総出力1,940ps/システムトルク2,360Nmと「車とは思えない」スペックを発揮。

そのため、0-96km/hの加速時間は僅か1.75秒のため、車の性能はもちろんのこと、この車を操作できるドライバーがどれだけ存在するのかが一番の注目ポイント。

最初はBMWの改造から始まったリマック、今ではブガッティと合併する企業にまで成長!

最後に、リマックの創設者であるメイト・リマック氏は、2009年の創業以来、長い道のりを歩んできました。

同氏は、1984年型のBMW・E30型3シリーズを電気自動車に改造して事業を開始したことがきっかけで、現在は高性能なピュアEVスーパーカーを製造する企業へと成長しました。

同社は、2011年にConcept One(コンセプト・ワン)を発表し、その5年後に顧客への納入を開始。

更にアップデート版となるC_Twoはが2018年にデビューし、現在のネヴェーラの先駆けとなりました。

メイト・リマック氏は、「正直に言うと、ガレージで初めての車をいじり始めたとき、15年後の今の状況を夢にも思っていませんでした」と語り、更には2021年にブガッティと合併してブガッティ・リマックへと成長することも全く予想していなかったとのこと。

ちなみにブガッティは、2024年6月に新型トゥールビヨン(Bugatti New Tourbillon)を発表し、コスワース製V型16気筒自然吸気エンジンと組み合わせる形で、リマック製のバッテリー技術を採用しています。

1ページ目:欧州スズキが限定900台のみとなる特別仕様車ジムニー・ホライゾン・エディションを発表!

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Reference:CARSCOOPS, motor1.com