ホンダ新型N-BOX Customターボ(JF5)の不満!「オートブレーキホールドの非メモリー化」「液晶メーターは中途半端」等…2024年9月にはN-BOX JOY追加と共に価格改訂へ

先代の完成度が高かっただけに、どうしても新型は辛口になってしまうな…

2023年10月に私に納車されて9か月以上が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOXカスタム・ターボ(Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD]。

本モデルの走行距離も、もうすぐ5,000kmに到達するところまで来ましたが、先代JF3に比べるとまだまだペース的には伸びていない方ではないかと思います。

そんなN-BOXですが、今回は不満に感じているポイントに加え、2024年9月に発売される派生グレードのN-BOX JOYのおさらいと、価格改訂に関する情報をお伝えしていきたいと思います。


オートブレーキホールドの非メモリーカーはやっぱり不満

まずN-BOXで不満に感じているのは、オートブレーキホールド[ABH]がメモリー化(自動復帰型)されていなかったこと。

ただ、ここで勘違いしてほしくないのは、単にオートブレーキホールドがメモリー化されなかったことが不満なのではないということ。

本モデルが発売されたタイミングが2023年10月ということは、その前のZR-Vやステップワゴン(New STEPWGN)、ヴェゼル(New Vezel)では既にメモリー化が採用されていたにも関わらず、なぜフルモデルチェンジで全く新しくなったN-BOXでは、メモリー化が採用されなかったのか?ということ。

オートブレーキホールドのメモリー化こそ、先代JF3/JF4と差別化すべきだった

特に、ホンダにとって主力モデルの筆頭ともいえるN-BOXですから、競合モデルがとても強力なスズキ・スペーシア(Suzuki New Spacia)やダイハツ・タント(Daihatsu New Tanto)には負けられないところだと思いますし、何よりも先代JF3/JF4と大きく差別化する意味でも、オートブレーキホールドのメモリー化はマストだったのでは?と思うんですね。

あくまでも個人的な意見ですが、N-BOXの新車販売・登録台数が大きく伸びない原因の一つとして、メモリー化などの何気ない差別化にあると考えていて、普段使いする機能であり、他のラインナップモデルでも採用しているからこそ、「新型N-BOXでも採用されてて当たり前」と思った方も多かったのではないかと思います。

もしかすると、メモリー化が採用されなかったことが要因で「先代2代目後期のオートブレーキホールド機能付きで十分」と考えた方も多かったかもしれませんね。

7インチ液晶メーターはまだまだ課題多めで中途半端

続いては、N-BOXの7インチ液晶メーターについて。

これはシンプルに高速道路を利用しているときの不満であり、過去のブログでもお伝えした通りなのですが、せっかく航続距離や燃費、瞬間燃費インジケーター、そしてアダプティブクルーズコントロール[ACC]利用時の前車の有無のアイコンがあるにも関わらず、なぜか自車アイコンだけは表示されていません。

っというのも、自車アイコンを表示させるには、上の通りホームボタンから「シンプル」を選択しなければならず…

このように画面を設定変更しなければなりません。

しかもこの画面に変更した場合、航続可能距離や燃費などはもちろん、ODOメーターやTripメーターさえも表示されないので、根本的に必要な情報を同時に表示してくれないため、ある意味で使い勝手はポンコツレベル。

自車アイコンのデザインもはっきり言って「お粗末」

あともう一つ、なぜ自車アイコンがN-BOX Customではなく、ノーマルボディのN-BOXで、おまけにクリスタルブラックパールではなく、プラチナホワイトパールなのか?ということ。

せめてノーマルボディかカスタムボディかは区別してほしいところですし、可能であればボディカラーも任意で変更できるなどの設定があっても良かったのでは?と思う所。

これだけお粗末だと、「ホンダって本当にN-BOX売る気あるのかな?」と思うこともありますし、まだまだ液晶メーターの完成度としては低い上に中途半端に感じます。

新型フリードの7インチ液晶メーターも共通なので、こちらもお粗末

なお参考までに、私が他に所有する新型フリード e:HEVクロスター(New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)も同じレイアウトの7インチ液晶タイプで、ACC利用時の自車アイコンは上の画像の通り。

自車アイコンはまさかのAIRで、ボディカラーもプラチナホワイトパールなので、私が所有するCROSSTAR×デザートベージュパールとは全くの別物。

何気ない装備ではありますけども、これもユーザーの満足度を下げるポイントの一つなのでは?と思ったりもします。

2ページ目:2024年9月に発売予定となっている派生グレード・新型N-BOX JOYのおさらいへ!