ホンダ新型WR-Vはイイ車なだけに「ホンダのPRやアピールが中途半端」なせいで魅力が全く伝わってこない。結局この車は何が売りなのか?オーナー目線で考える

結局WR-Vって価格に焦点を当てているの?一体何が売りなの?

2024年4月に私に納車されて3か月以上が経過した、ホンダ新型WR-V Z+グレード[2WD]。

今回は、本モデルが納車されてからの気になるポイントや不満ポイント、そして良いポイントを見ていきたいと思います。

気になるポイントについては、WR-Vを販売するホンダのPR内容が中途半端であり、「WR-Vの何をアピールしたいのか?」がとても曖昧なため、せっかくのWR-Vの良さや魅力が薄れているように感じるんですね。

具体的に何が曖昧で中途半端なのか?WR-Vの本当の良さは何なのか見ていきましょう。


WR-Vに対する周りの反応はイマイチ

まず、本モデルが納車されて周りからの反応を見ていくと、特にSNSやブログ読者様からのメッセージでは…

・デザインはカッコいいけど、装備内容や価格帯だけを見ると”ヴェゼル”の廉価版、もしくは劣化版のように見える

・ヴェゼルにある装備がWR-Vに無いとなると、何が強みなのかがわからない

・結局、この車のセールスポイントが何なのかがわからない。安価な価格帯とは言われるものの、決して安価ではない

といった内容がほとんど。

特に装備内容と価格のバランス面で違和感・不満に感じる方が多いようですが、私も実際に所有する身として、装備と価格バランスを考えると違和感しかありません。

私から見たWR-Vは、目に見えない”走り”が最大の売りだと考えている

ただ、このモデルが「安くない」というよりも「安くできない」要素が、インドからの輸入モデルであるために輸送費用がかかってしまうこと、そして「目に見えないヴェゼルとの大きな違い」があるということ。

輸入コストが強く押しかかっていることは避けられないと思いますが、一方でこのモデルでコストがかかっているのは「走り」だと思っていて、ヴェゼル(New Vezel)とは異なる直進安定性の高さと、ワインディングでのコーナリング走行時における重心位置の安定感、そしてパドルシフト操作におけるシフトダウンのレンジの広さが大きな違いだと考えています。

「走り」は目に見えないからこそ、ユーザーに中々伝わらない

この車の最大の魅力って、装備内容を簡素化したことによる低価格車両はもなく、ヴェゼルよりも優れた後席の広さや荷室容量(458L)の大きさでもなく、一番は安定したグリップ走行とハンドリングなのですが、その良さは決して「目に見える良さ」ではないため、実際に運転してみないと良さがわからないと思うんですね。

しかも、販売店での試乗では中々伝わらない要素ですし、自分自身で走り慣れた道を走り、更にアップダウンが激しくコーナリングの多い峠・ワインディングにて走らせないと中々納得しづらい部分でもあるため、そういった意味では「売るのが難しい車」だと思っています。

WR-Vは「発売したタイミングが良かった」

幸か不幸か、競合モデルとなるトヨタ・ライズ(Toyota RAIZE)/ダイハツ・ロッキー(Daihatsu Rocky)といったAセグメントSUVや、BセグメントSUVのヤリスクロス(Yaris Cross)が度重なる不正問題で販売・出荷・登録停止となっているため、運よくWR-Vが引き合いに出されて注目されているものの、もしもトヨタ・ダイハツの不正が無かったら、かなり厳しい状況になっていたと思うんですね。

そういった意味では、ホンダはWR-Vの良さを上手くアピールできていないですし、テレビCMやYouTube動画においてもWR-Vにしかない強みが伝わってこないため、「ホンダってWR-Vの宣伝下手くそだよな…」「今後、ヤリスクロスなどにシェアを奪われたらどうするんだろ?」と思うのが正直なところ。

おそらく、この車の良さや本質が何も伝わらないまま継続して販売されるのではないか?と思うのですが、せっかく楽しい車を販売しているのに、このまま持ち味を活かさないまま影を薄めていくことだけは避けてほしいところ。

インド製造におけるデメリットはいくつかあるものの、ヴェゼルとは異なる方向性のカッコ良さや魅力、強みだって沢山あるわけですから、個人的にはもう少し拘りを持たせたPRをしても良いのでは?と思ったりもします。

2ページ目:WR-Vのユーティリティ機能は中途半端?エアコン関係は他モデルに比べて使い勝手が良い?