(2025年)マイナーチェンジ版・日産の新型ノートオーラNISMO[4WD]の実車を見てきた!デザインキープで使い勝手も向上した理想のプレミアムコンパクトスポーツ
今回のマイナーチェンジは、空力性能を優先してデザインは最小限の変更に留めているようだ
2024年7月18日に発表された、日産のマイナーチェンジ版・新型ノートオーラNISMO(Nissan New Note Aura Nismo)。
今回、本モデルの実車が先行展示されているとのことで、早速拝見させていただくことに。
マイチェン版・ノートオーラとは異なり、賛否が大きく分かれるようなデザインではなく、既存ユーザーのことを考慮しつつ、空力特性を優先した結果、必要最小限のデザイン変更に留まっているとのことで、この辺りもチェックしていきたいと思います。
先行展示されていたのはノートオーラNISMO[4WD]
こちらが今回、先行展示されたマイチェン版・ノートオーラNISMO[4WD]。
今回のマイチェンで新しく追加された四輪駆動[4WD]モデルで、ボディカラーも新色となるステルスグレー×スーパーブラックルーフ2トーン。
画像でもおわかりの通り、フロントマスクはマイチェン前と大きく変わらず、唯一変化しているのはフロントグリルパターンが最小限に変更されている位でしょうか。
今回のマイナーチェンジでの一番の注目は、従来モデルのノートオーラとは異なり、プジョー風の縦基調となる3本ガーニッシュが採用されていないこと。
日産ディーラーからの情報によると、(メーカーからの回答として)空力特性を向上させるためにノートオーラのような加飾は敢えて採用しなかったそうで、しかもフロントバンパーの両端に設けられたエアインテークを保持するためには、縦3本ガーニッシュ追加とバンパー形状の変更はコストも大きくなることから、グリルパターンの変更に留まったそうです。
ちなみに間近で見てみるとこんな感じ。
Vモーショングリルのあらゆるところに空気が入り込むわけではなく、中には遮断されているところも。
マイチェン後のノートオーラNISMOのデザインは好評のようだ
マイチェン後のノートオーラのデザインは賛否が大きく分かれているものの、一方のノートオーラNISMOは、ユーザーからの評判も高いそうで、なかには前期型の前輪駆動[2WD]から、今回の後期型の四輪駆動[4WD]に乗り換えるユーザーも多いとのことで、それだけNISMOを愛するユーザーやリピーターを大事にしたモデルであることは間違いなさそう(もちろんスタンダードモデルのノートオーラも同様)。
そして今回のマイナーチェンジで新しく追加された、新色のステルスグレー×スーパーブラックルーフ2トーンもステルスチックでカッコ良く、NISMOのトレンドカラーとして採用してきたのは正解。
日産公式のプレスリリースでは、オプション扱いとなっているセンターフードデカールも中々にカッコ良かったのですが、こうしてシンプルにステルスグレーの持ち味を活かして、敢えてデカールを貼付しないのも選択肢の一つ。
こちらはサイドビュー。
ボディサイズ自体は特に変更なく、流れるようなクーペライクなハッチバックスタイルも魅力的ですし、この塊感がカッコいいですね。
4WD専用17インチアルミホイールもカッコいいが、ブレーキ関係は心許ない印象
そしてこちらは、四輪駆動[4WD]専用となるENKEI製17インチアルミホイール。
ホイールには”NISMO”の専用バッジが貼付され、更にタイヤ銘柄はミシュラン製パイロットスポーツ(205/50ZR17インチ)を装着。
ただちょっと残念なのは、せっかく見た目がカッコ良くスポークが細いアルミホイールを履かせながらも、ブレーキディスクやキャリパーはノートオーラと変わらずスッカスカで、あまり迫力が感じられず心許ない印象。
この点はディーラーオプションなどで大口径ブレーキディスクやレッドブレーキキャリパーが有っても良いのでは?と思う所(あくまでも私個人の感想です)。
こちらはリアエンド。
リアテールゲートの右下には「e-POWER 4WD」のバッジが貼付され、リアロアバンパーもグロスブラック&レッドのディテールアクセントで強調。
そしてこの大きく張り出したリアフィンの主張が凄いこと…
2025年モデルのGT-R R35 Nismo Special Editionを彷彿とさせるものがありますね。