フルモデルチェンジ版・ホンダ新型エレメントが復活?!謎の特許図面が公開され、武骨なSUVスタイルにキャンピング仕様、そしてピックアップトラック仕様も?
あまりに時代を先取りしすぎたホンダ・エレメントが新型で蘇る?
ホンダが日本市場向けに2003年~2005年まで販売したSUVモデルのエレメント(Honda Element)。
今回、ホンダのアメリカ法人であるホンダUSAが、米国特許商標庁(USPTO)に対して、フルモデルチェンジ版・新型エレメントが復活?と思わせるような謎の特許図面を出願していたことが明らかとなりました。
ホンダのデザイナーによって出願された特許図面には、全長だけでなく全高も延伸できるようなキャンピングカーチックなSUVスタイルでありながら、更にはピックアップトラックにも変化できるフレキシブルでユニークなモデルとなっています。
ホンダ・エレメントにインスパイアされたかのような謎の特許図面を見ていこう
こちらが今回、USPTOに出願された特許図面。
既に日本では販売・生産終了している時代先取り型のエレメントを彷彿とさせるような武骨なサイドビューで、風変りながらもコアなファンに突き刺さりそうな自由なデザインが魅力的(大口径タイヤホイールを履かせた姿は現代版エレメントそのもの)。
現時点では、この特許図面が量産型を意識したデザインなのか、それともコンセプトモデルをイメージした図面なのかは不明ながらも、既にこのデザインを見るだけでもワクワクしてきます。
改めて図面を見ていくと、巧妙なテールエクステンションを備えたSUVが描かれており、ルーフに取り付けられたテントが展開され、車両のリアセクションに独立した部屋を作り出すことが可能になっています。
いわゆるキャンピングカー的なモデルになるかと思いますが、外付けのキットを装備するわけではなく、純正で展開・格納が可能なキャンピングキットが標準装備されているのであればユニークですし、日本向けというよりもアメリカで高い注目を集めそうなところ。
そして特許で紹介されている基礎車両を見ていくと、既に販売終了しているオリジナルのエレメントと似ている部分も多く、スーサイドリアドア(別名:観音開きドア)やクラムシェルのボンネット、そしてフローティングルーフは現代的な解釈が込められながらも、クラシックでモダンなボックス形状は先代オリジナルそのもの。
まさかのピックアップトラックの図面も?
そしてこちらも驚いたのが、キャンピング仕様のSUVだけでなく、何とコンパクトなピックアップトラックの図面も出願されていること。
これは、可動式パーティションを備えたモジュール式インテリアを紹介しているもので、多用途型のコンパクトトラックで2ドアではあるものの、運転席と助手席の2シーターで、主に荷物をメインに乗せるための車両といったところでしょうか。
あとは、ワイド感を演出したフロント・リアのオーバーフェンダーや、展開式ステップ、センター直結式の一文字テールライトバーにより、ラギット且つアドベンチャーなイメージを与えたピックアップトラックであることがわかります。