【今までありがとう】北米向け日産GT-R R35の生産終了を正式発表。直近で次期GT-R R36がデビューする予定は無し…日産のスポーツカーはフェアレディZ(RZ34)だけに

まさか日産公式プレスリリースを通して生産発表がアナウンスされるとは…

日産のハイパフォーマンスモデルでお馴染みとなるGT-R R35。

日本では2025年モデルで生産・販売終了となることが示唆されていますが、アメリカ市場向けは2025年モデルで正式に生産終了となることが、日産USAの公式プレスリリースより判明しました。

2007年にR35としてデビューし、プラットフォームを一切変更することなく約17年使用され、エンジンも排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載され続けてきたわけですが、遂にこのモデルともお別れとなるようです。


正式には2024年10月にアメリカ市場から撤退する模様

既に日産の公式プレスリリースにもあるように、アメリカ市場向けとなるGT-R R35の生産終了時期は、2024年10月を予定しています。

元々日産USAが発表していた、”最後の”特別仕様車となるT-Spec Takumi Editionと、スカイラインエディションの生産が完了した後に正式に生産終了となります。

GT-R R35 T-Spec Takumi Editionはこんなモデル

GT -R R35 T-Spec Takumi Editionは、本モデルに搭載される排気量3.8L VR38DETT型V型6気筒ツインターボエンジンを、手作業で組み立てる熟練の職人「匠」に敬意を表したモデルになります。

過去のスカイラインGT-Rの伝統を彷彿とさせるミッドナイトパープルや、専用のモリグリーンにてトリムされた何とも懐かしみのあるインテリアを組み合わせています。

装備面においては、NISMOカーボンセラミックブレーキや、ゴールドにペイントされた20インチNISMO RAYS製鍛造アルミホイール、NISMOチューンのビークルダイナミックコントロール、およびワイドなフロントフェンダーを標準装備します。

GT-R R35スカイラインエディションはこんなモデル

一方のGT-R R35スカイラインエディションは、プレミアムグレードをベースにしつつ、ベイサイドブルーのボディカラーと、新しいソラブルーと呼ばれるインテリアカラーを組み合わせた爽やかなモデルとなっています。

ただ、T-Spec Takumi Editionに比べると、そこまで特別感のあるモデルではないため、唯一特別感が演出されるのは、車名に”SKYLINE”の名が付くぐらいでしょうか。

価格帯としては以下の通りで、何れのモデルもアメリカ限定200台未満での販売を予定しています。

◇GT-R R35 T-Spec Takumi Edition:151,090ドル(日本円に換算して約2,379万円)

◇GT-R R35スカイラインエディション:131,090ドル(日本円に換算して約2,064万円)

日本市場向けも、近々生産終了がアナウンスされる可能性も?

日産はこれまで、年次改良モデルが発表されるごとに「最後のGT-R R35」と言われ続けてきましたが、日産公式プレスリリースを通して「最後のGT-R R35」だとか「この特別仕様車をもって生産終了する」といったプレスリリースは公開しませんでした。

しかしながら、今回の2025年モデルを最後に、日産公式プレスリリースを通して「生産終了」をアナウンスすることは極めて珍しいですし、おそらくアメリカ市場だけでなく日本市場なども、後々正式にプレスリリースを通して明らかにするのではないか?と予想されます。

2ページ目:日産の次世代GT-R R36がデビューするのは、早くとも2028年か?