【インテリア篇】スズキ新型フロンクスの実車を見てきた！内装の質感は素晴らしいが気になる点も…インド生産特有の”スパイシーなニオイ”は？

2024-08-03

新型フロンクスのインテリアを中心にインプレッション！

2024年9月に発表・発売予定となっている、スズキの新世代BセグメントSUVモデルの新型フロンクス(Suzuki New Fronx)。

2024年8月1日より先行受注受付けを開始しており、全国を対象に実車先行展示会も開催されています。

前回のブログでは、【エクステリア篇】として本モデルの実車インプレッション記事を公開しましたが、今回は【インテリア篇】をお届けしたいと思います。

先行展示されていた新型フロンクスのグレードをおさらい！

フロンクスの内装をインプレッションする前に、おさらいも兼ねてグレードやボディカラーを見ていきましょう。

日本市場向けにラインナップされるフロンクスは、装備内容がとても充実している関係で、グレードは実質1グレードのみ。

ボディカラーは、有償カラー＋88,000円(税込み)のアークティックホワイトパール×ブラックルーフの2トーン仕様となります。

なおフロンクスに関する見積もり記事も公開していますので、気になる方・検討されている方は参考にしていただけますと幸いです。

フロンクスのインテリアを見ていこう

それでは早速、フロンクスのインテリアを見ていきましょう。

まず運転席のドアを開けてみての印象としては、「ドアは軽く、開け閉めした際の音は特に重厚感が無い」ということ。

とはいえ、内装の内張りはボルドーカラーの合成皮革やピアノブラック調が際立つ仕上がりで、しっかりと高級感を持たせています。

ウィンドウレバーに関しては、運転席のみフルオートオープンクローズが対応していて、それ以外はウィンドウレバーを押す(引く)分だけ上げ下げするタイプとなっています。

インド生産特有の”スパイシーなニオイ”はある？

シートも内張り同様に、ボルドー×ブラックのデュアルトーンタイプで、シート表皮も合成皮革×ファブリックのコンビタイプ(シートカラーもシート表皮もこの一択)。

シート調整は手動タイプですが、座った印象としてはSUV特有の背高い感じやアイポイントの高さは感じられず、私が所有するホンダWR-Vと同等もしくは少し低めのアイポイントでした。

そして個人的に気になっていた車内の”ニオイ”ですが、ホンダWR-Vと同じくインド生産ながらも、特に”スパイシーなニオイ”は無かったのはグッド。

あとは新車としてユーザー向けに納車されたときに、スパイシーなニオイがあるかも気になるところですね。

中々に質感の高そうなコックピット周り

そしてこちらは運転席周り。

足もとのアクセル・ブレーキペダルは、スポーティ感を演出するためにアルミペダルを標準装備。

そして運転席の右下部分には、フロントボンネットとフューエルリッド(給油蓋)のレバーが設けられています。

ちなみにフューエルリッドは、助手席側のリアフェンダー付近に設けられ、給油口はしっかりとキャップが設けられています。

燃料の種類は無鉛レギュラーガソリンとのことで、この点は経済的にも優しそうではあるものの、実際1.5Lマイルドハイブリッドでも燃費がどの程度なのか気になるところです。

運転席の右側には、プッシュエンジンスタータースイッチや、メーター照度とヘッドアップディスプレイ(HUD)スイッチ、更には安全装備系と360度モニタースイッチなども配備。

個人的には、レーントレース系のスイッチはステアリング側に配備してほしいところですが、スズキの場合だとステアリングとは別に配備されるのがスタンダードなのかも？

メーターデザインは至ってシンプル。

4.2インチの縦型基調となるTFTマルチカラーディスプレイとオプティトロンメーター。

しかも速度メーターはフルスケールで220km/hまで表示されているのがグッド。

Tripバーもかなり長く主張が中々激しいですね。

本革巻きステアリングホイールの手触りは？

ステアリングホイールは本革巻きタイプで、手触りとしてはサラサラで上質。

軽自動車でも本革巻きステアリングホイールを採用しているものがありますが、軽自動車の本革はサラサラではなく、ウレタン巻きに近いザラザラ系が多い印象ではあるものの、フロンクスはしっかりと上質に仕上げています。

そして何気に嬉しいパドルシフトも装備。

2ページ目：フロンクスのインテリアでちょっと残念なポイントも？後席の天井は？