まさかのガルウィングドア採用!マクラーレンP1の後継となる新型W1が世界初公開!限定399台のみ&価格は日本円で3億円超え…もちろん既に完売
(続き)世界限定399台発売されるも、既に完売しているマクラーレン新型W1
引き続き、マクラーレンP1の後継となる新型W1を見ていきましょう。
タイヤ銘柄や足回りもチェック!
続いて上の画像でも確認できますが、タイヤ銘柄はピレリ製で、サーキットで走らせる場合はP Zero Trofeo RSタイヤを装着し、タイヤサイズはフロント265/35、リア335/30の前後異径タイプ。
なおオプションとして、より一般的な公道での用途に適したP Zero Rや、スタッドレスタイプのP Zero Winter 2タイヤも準備しているそうです。
プラットフォームについては、レースアクティブシャーシコントロールIIIが採用され、コンフォート/スポーツ/レースの3つの乗り味を設定可能。
足回りについては、フロントに鍛造6ピストンキャリパー、リアにカーボンセラミックディスクを備えた4ピストンキャリパーが装備され、これまで以上に強力なブレーキング性能を提供するとのことで、100km/hの速度からでも僅か30mあれば停車可能で、200km/hからの急ブレーキであれば、僅か100mあれば停車可能とのこと。
F1 GTRからヒントを得たアクティブロングテール・リアウィングとは?
内外装デザインは色々省いてしまいましたが、本モデルのもう一つの特徴が可変式リアスポイラーで、厳密には1997年モデルのF1 GTRからヒントを得たという「アクティブロングテール・リアウィング」。
この技術を採用するためにW1は風洞試験にて350時間以上テストし、5,000点以上の個別ポイントもテストしたそうで、マクラーレンとしては「史上最も空力学的なスーパーカー/ハイパーカーを実現した」と主張しています。
こちらが実際に稼働したリアウィング。
他の動きも見せるリアウィング。
様々な走行条件においてアクティブに稼働するリアウィングですが、マクラーレンはこの技術に加えて、ルーフスクープなどの空力パーツにも力を入れているようです。
あとマクラーレンは、これまでのリアウィングの技術を踏襲しつつも抗力を改善し、ダウンフォース量を増大させているそうで、更にこの車では「形状変化能力」を採用しているとのこと。
もう少し深堀していくと、ルーフの気流ダイバーター(公道走行可能なマクラーレンでは初)がエンジンベイに新鮮な空気を送ることで、アクティブフロントウィングとリアウィングが、レースモードではそれぞれ350kg/650kgのダウンフォース量を発生するそうです(つまり総ダウンフォース量は1,000kg)。
なおレースモードにおいては、フロントの車高が38mm/リアの車高が18mmローダウンされ、ロングテールスポイラーは作動時に最大300mmも伸びるそうで(まさに”しっぽ”みたいだ…)、急ブレーキ時にはエアブレーキとしても機能するとのこと。
インテリアは想像以上にシンプル!気になる価格は?既に完売?
インテリアは極めてシンプルで、こちらもリーク画像の通りミニマル仕様。
Apple CarPlay/Android Auto対応の8インチタッチスクリーンが中央に搭載され、更にUSB Type-A/Type-Cも完備。
シートの調整は不可能で、こちらも前回のリーク情報通り、足もとのペダルボックスを前後にスライドする仕様になっています。
最後に気になるW1の価格帯ですが、こちらも事前情報通り210万ドル(日本円に換算して約3.1億円)、販売台数は399台のみですが、既にVIP顧客が注文しており完売しているそうです。
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