トヨタ新型アルファードの納車式に招待されて気になったことが…本当にアルヴェルの納車は順調に進んでいる?改良型ノア/ヴォクシーやランクル300はどうなる?

トヨタの新車・新型車の納期は今、どうなっているのか?

前回のブログにて、私の知人にトヨタ新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)HEV Z・3列7人乗り[E-Four]が納車されたことをお伝えしました。

今回、知人の納車式の立ち合いに加えて、諸々の書類の説明やトヨタオーナーズアプリMY TOYOTA+の機能設定が少々長引いていたため、雑談がてらスタッフさんに新型アルファード/ヴェルファイアの納車状況や、他の新車の発表・発売時期についてお話を聞かせていただくことに。

一部SNSなどでは「アルファードは普通に買える」といった投稿などが見受けられましたが、実際のところそんなことは全く無く、販売店によっては「まだまだ納車が進んでいない」ところもあるようです。


新型アルファード/ヴェルファイアは爆速で納車が進んでいるわけではない?

まず最も気になったのは、アルファードの納車状況について。

今回私の知人に納車されたアルファード HEV Z[E-Four]ですが、知人の担当スタッフさんとしては「1台目のアルファード納車」とのこと。

これが個人として初めてなのか、法人向けには既に何台か納車しているのか、アルファードは初めてでヴェルファイアは複数台納車しているのかなど、気になる点はいくつかあるものの、世間が思っているほど「アルファード/ヴェルファイアの納車は進んでいない」とのこと。

もちろん、これは販売エリアや販売チャネルによって納車台数やペースは大きく異なるため、「Aの販売店の納車が進んでいないから、他のエリアの納車も進んでいない」というわけではありません。

この店舗は元々アルファードを専売にしていたチャネルではなく、どちらかというとヴェルファイアを強みに販売していたネッツ系列になるため、トヨペット系列やトヨタモビリティ系列に比べるとアルファードの振り分けは少ない方だとか。

そうなると、「アルファードよりもヴェルファイアの方が納車している台数は多いのだろうか?」と疑問に思う方も多いかと思いますが、決してそういうわけではなく「ヴェルファイアは更に納車している台数は少ない」とのこと。

これは、もともとトヨタが目標月販として掲げていた「アルファード約70%に対し、ヴェルファイアは約30%」に準じているそうで、こちらのネッツトヨタ系列での納車の割合も概ね同じでヴェルファイアが30%程度なのだそう(実質は20%台)。

そしてこれも意外だったのは、こちらのネッツトヨタ系列では、2024年9月以降の増産に伴う追加受注の振り分け対象には含まれなかったそうで、未だバックオーダーとして抱えているユーザー分については、2023年モデル → 2024年モデルへと強制的に切り替えられるそうで、総支払額も高くなる分は再度見積もり作成&注文書を取り交わす必要があるなど、改めて販売店によって対応が異なるとのこと。

しかも、グレードやボディカラー、メーカーオプションの組合せによって納期も大きく異なりますし、少数生産のExecutive Loungeともなれば「納期未定」とのことですから、早期的な納車を希望とするのであれば、一つの販売店に固執しないこと、そのときの状況に応じてグレード候補は複数にしておくことのも良さそう。

今後アルファード/ヴェルファイアの生産は安定傾向にあるかもしれないが…?

なおトヨタディーラー曰く、今後アルファード/ヴェルファイアの生産ペースも安定的になっていく可能性があり、その分納期の短縮にも期待したいところですが、これも結局販売エリアや販売チャンネルによって振り分け台数が全く異なるため、「全国的に納期が短縮される」「全国的にアルファード/ヴェルファイアが誰でも購入できる」「枠が余って買い手が見つからない」という情報がどこにでも該当するわけではないそうです。

2ページ目:ミドルサイズミニバンのノア/ヴォクシーや、ランドクルーザー300は今後どうなる?