代車のホンダ現行ステップワゴンSPADAはココが便利!「9インチナビでもマルチビューや後席会話サポート付」「パドルシフトは減速セレクターと別物」等

ステップワゴンに乗っていると様々な発見があって面白い

さてさて、諸々の理由で代車としてお借りしているホンダ現行ステップワゴン (Honda New STEPWGN, RP型)ガソリンSPADA・3列8人乗り[2WD]。

私にとって初めての3列8人乗り仕様であり、ミドルサイズミニバンとしては初めてのガソリンモデルでもあるため、ある意味新鮮な気持ちで代車生活を送れているわけですが、現行モデルを運転してみて「この機能は便利だな」「この機能はやっぱり欲しいな…」と思うものがいくつかあったのでインプレッションしていきたいと思います。

なお、ステップワゴンでの代車生活については「僅か数日程度」ということも明らかになりましたので、諸々のトラブルでホンダディーラーに入庫している新型フリードについても、早めの報告ができそうです。


ステップワゴンは全長が少々気になるが、それ以外の不安は特に無し

まずはステップワゴンのボディサイズについて。

ステップワゴンSPADAのボディサイズは、ミドルサイズミニバン御三家のなかで最も大きい全長4,830mm×全幅1,750mm×全高1,840mm。

ミドルサイズミニバンの中では最も大きいといっても、全幅は私が所有するフリード e:HEV CROSSTARと僅か30mmしか変わらないため(サイドミラー含めると更にワイドですが…)、運転する感覚としてはそこまで大きな違いは無し。

但し、全長はフリードと比較すると520mmも異なるため、道幅の狭い住宅街などを走行する際には、ステップワゴンだとサイドを擦ってしまう危険性・リスクが高まってしまうため(要は小回りが利きづらい)、その点はやっぱりフリードのコンパクトさの方が優れているのは当然といえば当然。

ただ、ステップワゴンやフリードの場合はフロント・リアフェンダーが大きく張り出すような設計になっていないため、運転席から見たときの車幅感の乖離がほとんど無いことを考えると、両車とも運転はし易いと思っています。

9インチナビゲーションディスプレイでも、あの便利機能が備わっているのはグッド

続いては、内装の9インチナビゲーションディスプレイについて。

ステップワゴンの場合、現行ヴェゼル (Vezel)やシビック (New Civic, FL)のようにディスプレイオーディオが搭載されておらず、ディーラーオプションのナビゲーションディスプレイをラインナップする仕組みになっていますが、今回の代車では9インチHonda CONNECTナビゲーションディスプレイを搭載。

しかもこの9インチナビ、型式としてはLXM-247VFNiという名称になるのですが、2024年12月中旬時点で既に販売終了しているため、次回のステップワゴンの2025年モデルでラインナップされるかどうかは不明。

もう一つラインナップされているLXM-242ZFNiの9インチナビと異なるポイントとしては、CD/DVDデッキが備わっているか否かの違いなので、今回搭載されているLXM-247VFNiはCD/DVDデッキ有りであることから、もしかすると今後はこうしたスロット系は淘汰されていくのかもしれませんね。

9インチのディーラーオプションナビでもマルチビューカメラは連動可

しかもマルチビューカメラとの連動もOKなので、バック駐車や住宅街の狭い道での視認性は良好なので、こうした機能が活用できるのは有難い所。

ディーラーオプションナビ特有の後席会話サポートも完備

あとは個人的に気になっていたのが、9インチナビゲーションディスプレイでも「後席会話サポート」が備わっていること。

この機能は、ナビのマイクに発話した声をリアスピーカーで出力させることができるため、音楽などを再生している場合でも、2列目や3列目に座る乗員に声が届きやすくスムーズに会話ができるのが魅力的。

特に高速道路などのノイズが大きなところを走行する際、「もうすぐサービスエリアだけど、お手洗いとかは大丈夫?」などの質問を”声を張らずに話せる”のは便利なんですよね。

この機能が他のメーカーのミニバンなどに備わっていないのが残念な一方、直近のホンダのHonda CONNECTディスプレイオーディオでは搭載されていません。

おそらくですが、ホンダのミニバン/MPV系にディスプレイオーディオが搭載されない背景には、こうしたディーラーオプションナビに搭載される後席会話サポートがあるから、敢えてディスプレイオーディオをラインナップしていないのでは?と思ったり。

2ページ目:ガソリンモデルのパドル操作と、e:HEVの減速セレクターは全く別物?