遂に日産USAが快挙!新型フェアレディZ (RZ34)の2024年販売台数が競合トヨタGRスープラを上回る!更に日本では2025年1月9日より受注再開へ

遂にアメリカ向けとなる日産の新型フェアレディZ (RZ34)がトヨタGRスープラよりも多く売れたようだ

日本の自動車市場を盛り上げる国産ブランドスポーツカー。

日本国内では、以下のモデルがラインナップされています。
※2025年1月時点でメーカーが正式に販売・生産終了済としていないモデルを対象

★トヨタ
・GRスープラ (Toyota GR Supra)
・GR86

★レクサス
・RC F
・LC500
・IS500 F SPORT Performance

★スバル
・BRZ
・WRX S4

★ホンダ
・シビックタイプR (Honda Civic Type R, FL5)
・シビックRS (New Civic RS, FL1)

★スズキ
・スイフトスポーツ (Suzuki Swift Sport, ZC33S)

★日産
・フェアレディZ (Nissan Fairlady Z, RZ34)
・GT-R R35

こうした様々なスポーツカーがラインナップされているなか、アメリカ市場では2024年通年(1月~12月度)において、GRスープラよりもフェアレディZ (RZ34)の方が多く売り上げたことが明らかとなりました。


GRスープラよりもフェアレディZ (RZ34)の方が、年間で500台多く売り上げた模様

既にトヨタのアメリカ法人であるトヨタUSAと、日産のアメリカ法人である日産USAが公式プレスリリースにて公開している通り、GRスープラとフェアレディZ (アメリカ名:Z)の、2024年第4四半期(10月~12月度)及び、2024年通年(1月~12月度)の新車販売・登録台数は以下の通り。

■トヨタ・GRスープラ
2024年第4四半期:70台(前年比-26.7%減)
2023年第4四半期:245台
2024年1月~12月度:2,615台(前年比-1.4%減)
2023年1月~12月度:2,652台


■日産Z(日本名:フェアレディZ)
2024年第4四半期:989台(前年同期比+114.1%増)
2023年第4四半期:462台
2024年1月~12月度:3,164台(前年比+78.7%増)
2023年1月~12月度:1,771台

以上の通り、2024年第4四半期においては、GRスープラが「70台」の売り上げに対して、RZ34が「989台」と919台もの差をつけ、更に2024年通年においては、GRスープラが2,615台に対し、RZ34は3,164台で549台もの差が付いています。

なぜGRスープラとRZ34の販売台数が逆転したのか?

なお参考までに、GRスープラとRZ34のアメリカでの新車販売・登録台数を見ていくと、2021年~2023年まではGRスープラが圧倒的で、2024年のみRZ34が多く売り上げる結果になっています。

[トヨタGRスープラ]
2021年:6,830台
2022年:4,952台
2023年:2,652台
2024年:2,615台


[日産フェアレディZ (RZ34)]
2021年:36台
2022年:263台
2023年:1,771台
2024年:3,164台

こうした販売台数を見るに、GRスープラとRZ34の販売台数が逆転した背景や理由については、「GRスープラが発売された期間が長くなると同時に古くなっている(話題性が無い)」「2.0L直4ターボが廃止となり、3.0L 直6ターボのみのラインナップになったことで価格が高くなったから」といった理由が挙げられるのかもしれません。

2021年と2024年の販売台数を比較すると、GRスープラとRZ34では大きく異なる

特にGRスープラは、2021年の6,830台をピークに翌年以降は販売台数を大幅に下げ、2024年と2021年を比較すると約62%減になっています。

反対にRZ34は、2021年に販売開始されたものの台数は極端に少なく、その後徐々に生産の軌道が乗ってきたため、2021年と2024年を比較すると約8,789%増と驚異的な数字を見せています(2021年は発売時期が冬ということもあって生産台数が極端に少なかった)。

2ページ目:GRスープラとRZ34では価格帯も異なる?日本向けのRZ34の受注開始時期も判明