公式メディアが「マツダNDロードスター 35周年記念車は残り150台!購入を急げ!」と煽り報道。実際のところ1,000台限定ではないことに注意
FORZA STYLEさんは、以前より車関係の煽り・偏向報道が多いようにも感じられるが…
2024年12月25日、マツダはロードスター生誕35周年を記念した特別仕様車NDロードスター 35周年記念車を発表し、2025年2月上旬に発売することを明らかにしました。
このモデルについてマツダ公式は、2024年12月25日~2025年3月3日まで受注受付けを実施する予定で、ソフトトップ(幌)モデルとハードトップモデル(RF)を合わせた合計1,000台の生産・販売を見込んでいます。
これに対し公式メディアのFORZA STYLEさんは、「2025年1月6日時点で販売台数は残り150台!もう迷う時間はありません!」と煽り記事を公開しています。
メーカーからの回答含め、ディーラーからは「1,000台限定に留める予定はない」
何かと煽り報道の多いFORZA STYLEさんですが、上の画像にもある通り、記事タイトルには「【緊急続報】マツダ・ロードスター35周年記念車は残り150台。間もなく発売される2Lエンジン搭載車に100台ポッキリの限定車あり!」と記載。
これに加えて、本文には「2025年1月6日時点で残り150台の生産枠となってしまいました。ちなみに国内供給は1000台を予定。」と記載されていますが、厳密には「ソフトトップ(幌)モデルとハードトップモデル(RF)を合わせた合計1,000台の生産・販売を見込んでいます。」という表現が正しいところ。
ちなみにこのモデルについて、私がいつもお世話になっているマツダディーラーからの情報によると、メーカーからの正式回答含めて「あくまでも公式プレスリリース上では1,000台と記載していますが、受注台数を1,000台で打ち切るわけではなく、1,000台を超える受注が入ったら増産を検討する」とのこと。
加えて「メーカーの考えとしては、できる限り35周年記念車の購入を検討しているユーザー全てに届けたい想いがあるため、2025年3月3日までの受注期限としていますが、購入者のリクエスト次第では受注期間を延ばすなど、臨機応変に対応していく」とのことでした。
つまりは「限定1,000台に留める予定はない」とのことなので、FORZA STYLEさんの煽り報道とは異なる内容であることも確認。
プレスリリース上に記載されている情報は、あくまでもNDロードスターのこれまでの売行きなどを考慮した上での参考となる台数であり、実質的に購入されるユーザー全てにいき渡るであろう「初回の見込み台数」であることに注意。
「2025年1月6日時点で残り150台の生産枠」←情報元は一切不明
FORZA STYLEさんでは、「残り150台、もう迷っている時間はありません!」とやたら煽ってきますが、マツダディーラーでは「時間はまだありますので、ゆっくり考えてください」と至って冷静。
あとFORZA STYLEさんでは、「現状のイキオイだと今週末で1000台に達すると思われるので、定休日明けの1月9日(木)にはアクションを起こすことを肝に命じてください。」と更に煽りをかけてきますが、そもそも「2025年1月6日時点で残り150台の生産枠」という情報がどこからの情報なのかは不明。
「販売店で取材したところ」「メーカー広報に問い合わせてみたところ」などの記載も一切ないため、もしかすると記者である教重誠一 氏の単なる妄想なのかもしれません。