2024年にアメリカで最も売れた車ランキング20が公開!スバル・アウトバックやクロストレック、ホンダ新型CR-Vが活躍しながらも、やはりピックアップトラックは強すぎた
日本とは異なり、アメリカは「デカくてパワーのある車」がとにかく売れる
2024年も様々な新車・新型車が発表・発売された自動車業界。
日本では、2024年最も多く販売された車両に軽自動車のホンダN-BOXシリーズが選ばれ、その販売台数は206,272台と圧倒的。
これに対してアメリカでは、どのようなモデルが最も多く売れている(販売されている)のかランキング20形式で公開されていますのでチェックしていきましょう。
20位:スバル・アウトバック・・・168,771台
まず20位は、スバルのDセグメントSUVでお馴染みアウトバック (Subaru Outback)。
日本ではレガシィアウトバックとして販売されていますが、2025年3月で国内向けの販売・生産終了が決定しました。
2020年に発売された現行アウトバックですが、販売台数は2023年の159,193台から+4.3%増加。
スバルはすでに次世代モデルを開発しており、いつ登場してもおかしくないところまで来ています。
19位:スバル・フォレスター・・・175,521台
続いて19位は、スバルのミドルサイズSUVでお馴染みとなるフォレスター (Subaru Forester)。
2023年の販売台数が152,566台だったため+15.1%増。
スバルは、2024年にフルモデルチェンジ版のSL型を発表・発売したばかりで、同ブランドの歴代ベストセラー車の1つとして活躍中。
ただ、今現在も先代SK型の人気が高いことから、SL型は2025年以降より販売台数を落とすのではないか?との見方もあるようです。
18位:スバル・クロストレック・・・181,811台
続いて18位も、スバルのエントリークロスオーバーとなるクロストレック (Subaru Crosstrek)。
何とスバル車が立て続けに3車種もランクインするという事態に。
クロストレックは、最も安価なクロスオーバーとしてラインナップされ、売上は2023年に比べて+14.2%増加し、更に2023年に比べての販売台数は約22,000台多いとのこと。
2024年には新グレードとしてウィルダネス (Wilderness)を追加ラインナップし、更なるオフロード志向を高めるためにクラッディングを追加して、最低地上高を236mmまでリフトアップしています。
17位:トヨタ・タコマ・・・192,813台
続いて17位は、トヨタのミドルサイズピックアップトラックのタコマ (Toyota New Tacoma)。
タコマの売上は、2023年に比べて-17.9%減となりましたが、その理由としては2024年にフルモデルチェンジで大幅刷新されることにより、年初の売上が低迷していたため。
モデルチェンジ後は売り上げを伸ばしたものの、それでもトップ10内にランクインすることはできませんでした。
ちなみに、2023年は234,7686台が販売され11位となり、台数差としては約4.2万台となります。
16位:フォード・エクスプローラー・・・194,094台
続いて16位は、フォードの主力SUVとしてお馴染みとなるエクスプローラー (Ford Explorer)。
フォードのラインナップモデルで2番目に売れている車両で、2023年に比べて+3.9%増。
エクスプローラーのマイナーチェンジ版が2024年初めにデビューしたことで、内外装のデザインが刷新されたことが売り上げ増につながったものと予想されます。
15位:シボレー・トラックス・・・200,689台
続いて15位は、シボレーのミドルサイズSUVでお馴染みとなるトラックス (Chevrolet Tracks)。
シボレーのラインナップモデルでも安価なトラックスですが、2023年の売上に対して+84%増と大躍進。
2022年にビッグマイナーチェンジしたことが大きな要因だと思われ、ますが、まさか2023年の109,382台に比べて10万台近くも多く売り上げるとは…
14位:ヒョンデ・ツーソン・・・206,126台
続いて14位は、韓国の自動車メーカーであるヒョンデ・ツーソン (Hyundai Tucson)。
今回のランキングトップ20のなかで韓国車唯一のモデルとなりますが、2024年の売上は前年比で-2%減と苦しい状況に。
本モデルは、2023年末にビッグマイナーチェンジされたことで販売台数が維持されていますが、2023年の209,624台に比べて約3,000台少なかったようです。
13位:シボレー・イクイノックス・・・207,730台
続いて13位は、シボレーの人気SUVでお馴染みとなるイクイノックス (Chevrolet Equinox)。
2024年は売上が伸びず、2023年の212,701台から-2.3%減。
イクイノックスは古いモデルのため、シボレーとしては2025年にフルモデルチェンジを予定しているようです。
12位:ジープ・グランドチェロキー・・・216,148台
続いて12位は、ジープの主力SUVともいえるグランドチェロキー (Jeep Grand Cherokee)。
ジープの2024年の販売台数は惨憺(さんたん)たる年で、グランドチェロキーは2023年の販売台数244,595台に比べて-12%減。
本モデルでは、3列シートオプションを追加して実用性を高めているものの、それでも販売台数は伸びず、更にジープブランド全体の販売台数は前年で-6%減となっています。
11位:トヨタ・カローラ・・・232,908台
続いて11位は、トヨタの代表格ともいえるカローラシリーズ (Toyota Corolla)。
本モデルは、車両本体価格23,460ドルからと安価で、大衆車としての立ち位置はもちろんのこと、無駄のない効率性と信頼性を実現しているのトヨタブランドを支えている要因の一つ。
ボディスタイルとしては、セダンまたはハッチバックが準備されており、なかにはクロスオーバースタイルのカローラクロス (Corolla Cross)も準備されているため、消費者の選択肢が多いのも魅力の一つだと思います。