トヨタの新型GRヤリスの一部改良版が2025年5月6日に発売へ!待望のエアロパッケージは10月以降の発売で納期も大幅遅れ…やはり抽選販売か?

(続き)一部改良版・トヨタ新型GRヤリスの詳細情報について

引き続き、一部改良版・トヨタ新型GRヤリスの改良・変更内容についてチェックしていきましょう。

私がいつもお世話になっているトヨタディーラーからの情報によると、進化型GRヤリスが発表・発売されたときは、発売前に抽選申込 → 発売日前に当選者発表 → 順次商談開始 → 発売日に完売という流れでしたが、おそらく今回の一部改良版も同じに流れになる可能性が高いとのこと。

仮にGRヤリスを本当に必要としているのであれば、これからでも最寄りのトヨタディーラーに購入意思を示しておく必要がありますし、おそらく各販売店に振り分けられる台数も極端に少ないものと予想されます。


一部改良版・新型GRヤリスの変更内容の詳細はこうなっている

続いて、一部改良版・新型GRヤリスの変更内容詳細についてチェックしていきましょう。

【変更内容詳細】

■締結剛性向上ボルト採用

➀シャシー部品締結の一部にフランジ剛性の高いボルトを採用、高い操縦安定性と乗り心地の両立を実現。
フロント部分はステアリング操作に対する手ごたえ感/応答性向上
リア部分はコーナリング時のグリップ応答性/操舵時のしっかり感が向上

②リアサスペンションメンバー×締結ボルトのフランジ2面幅が22mmから24mmにアップ
直進安定性やステアリング応答性の向上に寄与


■エアロパッケージ追加 ※生産開始は2025年10月予定
・S耐や全日本ラリーといったモータースポーツからの反省・学びを活かし、冷却/空力性能向上に寄与するアイテム6点をオプションパッケージとして追加

・アイテム未装着の車両と比較し、富士スピードウェイ(FSW)のサーキットラップタイムが約1秒改善

・FSWで特に議題としていたTGRコーナー(第1コーナー)でのブレーキング時のスネーキイング現象や、グリーンファイト100Rコーナーでのアンダーステア、追操舵応答性等の改善を狙い、大嶋ドライバーと開発

➀ダクト付アルミフード
・モータースポーツ現場で課題だった冷却性能不足を改善するべく、全日本ラリーの場で先行採用
・走行中、ダクトからのエンジンルーム内熱放出により冷却効果あり
・GRMNヤリス採用のカーボン製フードと同形状のダクト付アルミフードを設定

②フロントリップスポイラー
・エアロパッケージの性能目標達成に必要不可欠なアイテム
・当初はフロントスポイラー除くアイテム5点でエアロパッケージを検討していたが、大嶋ドライバーから「フロントの接地感の不足と空力バランスが悪い」とコメントがあり、開発延長が決定
最終的にはフロントリップスポイラーの追加採用により、アイテム6点でエアロパッケージが完成

③フェンダーダクト
・ノーズダイブの際、ホイールハウス内に溜まる空気によるステアリングフィール悪化、コーナー入口での操縦安定性低下が問題
→ダクトからホイールハウス内の乱流を放出することにより、上記の問題を改善

④燃料タンクアンダーカバー
・S耐32号車に搭載の、安全燃料タンク下面フラット形状のアイデアを採用
・ボデー下面の整流を行うことでCd値向上に寄与

⑤可変式リアウィング
・高速域での操縦安定性に寄与し、またブレーキング時のスネーキング現象を抑制
・任意で角度を調整でき、モータースポーツ種目や顧客のスタイル・ドライビングシーンに応じて選択が可能

⑥リアバンパーダクト
・S耐の現場で走行中にリアバンパーが外れたことが開発の起点となった
・ダクトがあることでCd値を低減し、パラシュート効果を抑制


■DAT性能向上
<概要>
・GR-DATリリース後も様々な走行シーンで、様々なドライバーと評価を実施

・S耐や全日本ラリーで大嶋選手や佐々木選手、勝田選手といったプロドライバーと鍛えるだけでなく、マスタードライバー評価やジェントルマンドライバーとして早川副会長にラリーチャレンジに参戦いただくなど、DATの裾野を広げていくべく幅広いドライバーからの評価をもとに開発

・MT同様の走りと2ペダルならではの操作性との両立を狙い、主にスポーツ走行時のギア選択制御に細かな改良を加えることで、性能のレベルアップを図る

<詳細>
・スポーツ走行時のドライバー操作に対する応答性を改良
ーDレンジ走行中のパドル操作にてシフトダウン可能な車速領域を拡張(2速→1速へのシフトダウン)
ーパドル操作から変速開始までの時間短縮
ーマニュアルモードにてスポーツモード選択時、レッドゾーン付近でのダイレクト感を向上

・アクセル全開加速におけるシフトアップタイミングの最適化
例):登坂勾配ではエンジン回転数の上昇が遅いため、シフトアップタイミングを若干遅らせることによってシフトアップ後も高出力の維持が可能

以上の通りとなります。

1ページ目:GRヤリス専用のエアロパッケージは、2025年10月に発売へ→納期も同時期以降に?

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